みかんの生育状況2026年7月

みかんの生育状況2021年7月

2026-07-25

ワールドカップのおかげで乱れておりました生活ペースのまま、夏営業のスケジュールに変更です。
畑での業務を早朝と夕方の2部制にして、真っ昼間の作業を回避することにしました。テレビを見たあとそのまま畑に出ての作業は流石にしんどかったですね。

というわけですがなんだかんだで7月ももうすぐ終わり、あと3ヶ月ほどで極早生みかんが収穫を迎える時期となってきました。今年は梅雨時にしっかり雨が降ったので、いつになくみかんの樹が元気でしたが、ここ2週間の天気で萎れが出てきました。
7月中旬から夏場にかけては適度の水分のストレスが掛かる方がみかんは美味しくなるので丁度良い感じです。

とはいえ全然水をやらないわけにもいかないので数日に一度、株元に設置したパイプから水を送り込みます。
夏場の水管理が品質に大きく関わってくるので、慎重にタイミングと量を見計らって潅水作業を行います。このあたりの塩梅は土質やみかんの品種やどのようなみかんに仕上げたいかで変わってくるので、経験を元にした感覚で行っていきます。

ということを踏まえて、現在の品種別の生育状況をご紹介いたします。

極早生みかん(日南1号):横経35~40mm

着果量は昨年と同じくらいで、雨が多かったせいでサイズは少し大きめです。このまま肥大が進むと3Sサイズが少なくLサイズが増えそうな予感です。

そもそも3Sサイズは収穫量が伴わないので出来ない方が良いのですが、じゃあLサイズで収穫量を稼ぐ方が良いかというと、味が薄いので売りづらい。というわけでLサイズになるくらいなら3Sサイズが良いのだけれど、みかんの樹からするとそんなの知ったこっちゃないわけで、とりあえずサイズに関しては成り行きを見守るのみです。

断面はこんな感じです。小さいながらも「じょうのう」(中袋)や「さじょう」(その中のつぶつぶ)はすでに出来上がっています。
ギュッと絞れば果汁も少し出てきますが、まだ酸味と苦味しか感じません。一応糖度も計ってみましたが昨年より2度ほど低い値でした。まあ、雨が多かったので当たり前っちゃぁ当たり前です。適切な水やりをしながら甘くなってくれることを祈ります。

ちなみにみかんや葉っぱに付いている白い斑点は日焼け予防のカルシウムです。

不知火:横経35~50mm

みかんと比べるとやはり大きめです。果皮の粗さや写真には写っていないけれど特徴的なデコが見られて、ひと目で不知火だと分かります。
昨年より着果は少なめで、いわゆる裏年と呼ばれる状態です。供給面を考えると不安がよぎりますが、今さらどうしようもないので不良品のロスを出さないように丁寧に管理していきます。
群状に着果するみかんと違って、枝先に1個づつ成るように管理して大きく育てます。

みかんに比べてやはり果皮が分厚いです。力いっぱい絞っても果汁はまだ出てきません。
みかんと違い夏場も大量の水分を必要とする品種なので、土の乾燥を防ぐために草を生やしてさらに灌水もしっかりやって大きく育てていきます。

ブラッドオレンジ(モロ):横経30~40mm

こちらも昨年の大豊作から一転、少なめの着果となりました。昨年はあからさまに着果が多かったにも関わらず他の作業に手を取られて摘果(実をちぎって着果を調整する作業)を怠ったツケが回ってきた感じです。

暑さに強いとされていたブラッドオレンジもここ数年の酷暑には耐えきれず樹が弱ってきていたので、今年は潅水パイプも取り付けて、水やりと摘果(あまりする必要なさそうだけど)で品質を上げていこうと思っています。

不知火と違って緑色の果皮は薄めですが、果皮とじょうのうの間にある白い筋(綿)部分はやたら分厚くて固いです。絞るにはペンチが必要です。

はるか:横経35~45mm

はるかの特徴である果頂部のリング模様がすでに出来ています。
そしてほとんどの果実がリングを空に向けていて、細くて柔らかい枝に成る方が美味しいという常識が当てはまらない品種です。

ちなみにこの空に向けている方が柑橘の頭(果頂部)です。枝が付いている方(果梗部)が頭のように思いがちですが、花が咲いた後に出来る果実は上を向いていて枝の付いている方(果梗部)がお尻ということになります。

ちなみのちなみですが、成熟期になると果実も重みで垂れ下がってきます。頭(果頂部)が下になりお尻(果梗部)が上になります。そして頭(果頂上部)からほんのりと色づいてくるのですが、この時を蛍尻時期と言います。わけが分かりませんね。

こちらも白い部分が多めです。ただこちらはモロと違って果皮も筋(というよりは綿)も厚く、果実自体も大きくなります。
着果量は昨年と同じくらいです。隔年結果しない気の利く品種なのでとてもありがたいです。

レモネード:横経40mm前後

縦長の見た目なのでレモンと分かります。通常のレモンよりは少しずんぐりとしていますが、すでにレモネードの特徴が出ていると言えます。

昨年の豊作から一転、着果量少なめです。
昨年から新植した苗木も着果を始めておりますが、まだ数が少ないため大玉になりそうな予感です。

すべての品種において味については予想すら出来ない状況ではありますが、これからの管理を怠りなく、自身の健康管理にも気をつけながら美味しいものをお届けできるよう、やるべきことをしっかりとやっていきますので、どうぞお楽しみにしていただければなあと思います。

マルチシートの展張作業もあと1日で終われそうです。

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