2026-09-03
クーラーボックス詰めたたくさんの冷たい水やドリンクをすべて飲み干していた2週間前と比べると確実に夏のピークは通り過ぎていると言えますが、相変わらず雨は降らないし昼間は暑いしでみかんも人もどんどんバテているのでありますね。
9月に入ったわけで夏もそうそういつまでも続くわけもなく、秋の入口はみかんシーズンの入口というわけで、現在の生育状況をお知らせします。
極早生みかん(日南1号):収穫期10月中旬~
この1ヶ月余りで1cm位大きくなっていますが、JAなどが出している標準的な肥大目安を参考にしてみると、このままだと3S~2Sが中心サイズの仕上がりになりそうです。「アタシ、小玉が好きだから嬉しいわ!」とか思っている方もいるとは思いますが、もうちょっと大きくなってくれないと経営的に苦しいのでもうちょっと頑張ってもらいたいのですね。
水やりを増やしながら実の数を減らして、早急に肥大を進めていく必要があるなぁと思いながらふと昨年の記録を読み返してみると、2025年の9月1日時点で横経45-50mm…
一緒やん…。
安心した。
いや、昨年は9月の中旬から雨が続いたため最終的にSサイズ中心まで持っていけたわけで、今年の天気を見ていると安心してる場合じゃない。
とりあえず雨をくれい!!
で、肝心のお味の方ですが、糖度測定を始めた8月1日から3度ほど上がっています。だいたい10日に1度上がっている計算なので順調と言えます。雨が降ってないのだから当然と言えば当然です。
糖度なんてこの先の天気しだいで如何ようにも変わるし美味しさの値でもないので「上がった良かった!」と喜んではおりますが、「糖度が〇〇度あります!」とは言わないことにしています。
ちなみに昨年と比べると1-2度高い値となっています。
「良かった良かった!」
中生みかん(尾崎):収穫時期12月下旬
果肉は少しづつ赤みを増し果皮が薄くなってきてはいますが、12月収穫の品種ということでまだまだ生育の途中です。
この品種は葉っぱの色が極端に濃いのが特徴で、
「葉色が濃い→葉緑素がいっぱい→光合成をたくさんする→糖分がたくさん作られる→甘くなる」
と解釈しているのですが、この
「葉色が濃い→樹勢が強い→干ばつに強い→水をやらない→雨が降ると割れる→収穫できなかった」
というのを毎年繰り返していたため、昨年やっと潅水設備を設置して他の品種と同様の水やりを行なっています。雨が降っていないので今のところ裂果予防の効果は分かりませんが、上手く行けば販売に漕ぎ着ける事ができるかもしれません。
ちなみに現時点では酸味が強すぎて甘みはほとんど感じないので、味の仕上がり予想は立ちません。
「早生みかん」については「極早生」と「中生」の中間くらいと認識していただければと思います。(写真撮ってないな!)
また、来春収獲の中晩柑品種については中生みかん以上に生育の真っ最中ということで掻い摘んだ報告とさせていただきます。(お、面倒臭がってるな!)
(写真はすべて9月1日時点のものです。)
不知火:収穫期3月~
ブラッドオレンジ(モロ)
はるか
レモネード
中晩柑類については生育中期ということで、今のところ味への影響がなく、「大きいほど良い」という品種も多いので、温州みかんに比べるとアバウトな水管理で済みます。
雨が降らない限りは定期的にドバドバと水を入れて樹勢保持と果実肥大を進めているといった状況です。
昨年落葉を起こしてしまったブラッドオレンジも、潅水設備を取り付けたおかげで元気に育っています。
全体的に見ると「極早生みかん」と「早生みかん」については、水やりが足りなかったせいでちょっと厳しい状況にはなっていますが、それ以降の品種については生育、樹勢ともに順調と言えます。
夏が終わり気温が下がってくると雨の日も増えてくるでしょうから、厳しい水分調整を抜け出すことができます。
定期防除も一応終わったことで、これから当面の間は収穫期の近い「極早生みかん」の品質管理を重点的に行なっていきます。
新たな病害の発生に目を配りながら、摘果での肥大調節と、果実の重みで下がってきた枝の吊り上げをするといったことが目下の作業内容となっています。
いやしかしこれが時間のかかることかかること…。
丁寧にやってると来年までかかりそうなので、水の適量を早く知ることと垂れ下がってこない枝の振り方を早く習得しないといけないなと毎年同じ事を考えながらちまちまとちぎり落としていくのでありました。