2019-02-13
1月末に収穫をして現在絶賛減酸貯蔵中(韻を踏んでみました風で読んでみて下さい。)不知火の酸抜けがもたついている中、ダークホースの、というかここ2年ほど低調な食味で販売基準に到達せずに販売していなかった「はるか」が突然先頭に躍り出てきました。
「はるか」の悲運と強み
その食味の良さから一時期はエース候補として期待されていたはるか。女の子っぽい名前だけれど実はコワモテのはるか。好不調の波が大きくクセが強いはるか。やがて不知火やブラッドオレンジの影に隠れ半ば見捨てられそうになっているはるか。そんなはるかが今年はやってくれました。
悲運
- レモン色した見た目が酸っぱそう。
- 剥離を拒む堅牢な果皮。
- 果皮を突破したところで出てくる第2の保護膜。
- ヤワな顎をあざ笑うじょうのう(中袋)。
そのうえ枝には無数のトゲがある。夏場のお天気で味がほとんど決まってしまう。コワモテのくせに病気に弱い。
生産者をも泣かせるこのじゃじゃ馬、では栽培に値しないのかというと、
さにあらず的強運
ココからプレゼンテーションに入っていきます。
- 酸味がない。
- 特徴的な甘み。
- 中綿も食べられる。
- 果皮も苦味が少なくマーマレードなどに使えます。
未成熟の段階から酸味がないという変わった特性を持っていて、色づきとともに甘みが増していくのが感じられます。甘みについても他の柑橘よりもショ糖の割合が高いので、みかんやオレンジともまた違った味わい。また、酸味が少ないためサラダやコンポートといった料理にも使いやすいです。
全体的な表現としては、「ちょっと食べづらいけれどしっかりと甘いけれどクドくなく、爽やかな春の香りがする柑橘。」という感じです。
と、すごく力説しておりますが、まだ収穫していなくて量もあまり多くありません。キズなどで箱に入れられないものも結構ありそうだし、とりあえず販売量が決まってません。来年の出来についてもやっぱり天気次第だろうなと思っていて、なんだかいろいろと面倒くさい「はるか」ですが、もしよろしければご注文よろしくお願いいたします。
ただ今詳しい商品説明や販売ページを急ピッチ(大慌て)で準備中です。