
A place called Kumano
熊野
海岸部を除くほとんど全てが山に覆われた紀伊半島南部。
そこには万物すべての創造主が宿ると言われ、神道の源流である自然崇拝と、そこで修行する修験道者によって持ち込まれた仏教を融合することで生まれた熊野信仰発祥の地。
黄泉の国熊野に行き帰ってくることは、生きながら魂が蘇ることとされ、平安の時代から多くの人が訪れ、その信仰の道が今なお残ります。
そんな熊野の地に、戦後しばらくして先代の父が新たなみかん栽培地を求めて和歌山県有田より移住。
柑橘園地としては比較的小さな1ha程の畑を一人で耕し、味にこだわった栽培を行ってきました。