2024-11-26
「極早生みかん」の販売が終了して1週間ほど経ちました。無事に届いただろうか、美味しく食べてもらえただろうか、痛みは出なかっただろうか、などと考えつつ役目を終えたマルチシートの掃除をしたり、労いの水やりや葉面散布をしながらも、横目はずっと「ゆら早生みかん」を見ています。
前回のブログでもお知らせしておりますが、今年は夏場から秋にかけての天候不順の影響が強く出ています。
夏の干ばつと高温で果実肥大が進まず、(「ゆら早生」の小さいのは毎年のことなんだけど)今年はさらに小玉傾向で、S以上のサイズがほとんどないというね。
他の品種より肥料と水の要求量が多いので、多めの春肥と頻繁なる夏場の灌水に努めたにも関わらず効果は上がらず、中心サイズが3Sになりそうな状況。
そしてその後10月に入ってそれまで続いた雨不足を取り返すかのように雨そして雨、ずっと雨、、
せめて肥大が進んでくれたらという願いは届かず、大きさそのままで着色のみ進まず。当然糖度も上がらず。
「え、大丈夫なんこれ?売りもんになるの??」
っていう状況となっておりましたのですね。
11月に入ってやっと着色が進み始め、それにつられて食味も上がってまいりました。2週間くらい遅れていた生育が10日に縮まりここにきてほぼ追いついてきたという感じです。
食味基準はクリアしそうなのでひとまず販売中止は回避できそうですが、さてサイズ取りはどうしようというのが現在の悩みです。
一見たくさんなっておりますが、3Sと2Sサイズがほとんどです。
これまでは2S~M混合サイズをレギュラー商品、「極小3Sサイズみかん」をサービス商品として別枠で販売していたのですね。
なぜ3Sサイズがサービス商品なのかというと、店頭ではほとんど見られない、小さ過ぎて皮が剥きづらくて食べづらい、収穫量の面で採算が合わない、という理由から本来作るべきではないけれどこの濃ゆい味を楽しんでいただきたいと思い規格外品として販売していたわけですが、今年は3Sサイズをレギュラーサイズに格上げして「3S~Sサイズ混合」で販売せざるを得ない状況となっています。
「極小3Sサイズ」の販売はなく、しかも2.7kg箱のみ、さらにお一人様1箱限定という内容で考えております。
サービス商品とあまり変わらないサイズを通常価格でしかも限定販売することが、はたしてお客さんに許されるのか。本来であれば「極小3Sサイズ」のみの販売にすべきではないのか。そんな事を考えながら販売の準備を進めているところです。
「そんな小さいのばっかりは嫌だ!」「実質的な値上げじゃないか!!」と思われた方はどうかご購入を控えることもご検討くださいませ。
まだ少し着色の遅れている個体もありますので、収穫は今週後半頃からを予定しています。
商品内容や販売個数などは収穫時に最終判断をいたします。
また改めてお知らせいたしますので、もうしばらくお待ちくださいませ。