2025-06-24
ここ1週間ほどは雨が降っておらず気温の高い日が続いています。梅雨の中休みにしては随分と長いなぁ、梅雨なんだからもう少し雨が降ってほしいなぁ、みかんの育ちが止まっちゃうよぉ、陽の光も要るんだけど水も要るんだよぉ、できたら5日に1日くらいは雨が降ってほしいよぉ。。でも雨に濡れながら仕事するのは嫌だなぁ。。。
などと勝手なことを言いながら、極早生みかんの様子を見に行くと、、、
うおっ!黄色い!!
先週まではまったく見られなかったのに1週間経たずしてこの状況です。どう考えても天気と気温のせいだというのは私でも分かります。
ちょうど今は2回目の生理落果が起こる時期なので多少は許容できるのですが、ここまでいっぺんに黄色くなるともはや生理落果というよりは枝が枯れ始めているのではないのかレベルです。
*みかんの生理落果
みかんの樹は限られた養分を効率的に分配するため、多過ぎる実を自ら落とす性質があります。通常5-6月に2回の生理落果が見られます。この時期に気温が高く雨が降らないと生理落果を助長すると言われています。
先週まで雨が多かったので気を抜いておりました。
人間がバテてるんだからみかんもバテてることに気づけよという話しなんだけど。。
このあとどうなる??
地球温暖化の影響による・・・なんて大きなこと考えても仕方がないので、とりあえず4ヶ月後(収穫時)うちのみかんがどうなっているのか?これ以上樹が弱らないような手立てを考えておいた方が良いかもしれない。
今まで使っていたアミノ酸やミネラル資材よりもっと良いものがあるのではないか?!と、ぼんやり考えながらネットなんかで色々と調べたりするわけなのですが、そこでやたら出てきたのが「バイオスティミュラント」なる言葉。
基本的な肥料の他にもいろんな商品(農業界では「資材」と呼んでいます。)もたくさん出ていて、「アミノ酸は植物の体を構成するタンパク質の合成に深く関わり、健全な生育により免疫力の上昇や食味の向上が期待できます!」「作物の品質向上や収量増加にミネラル(農業界では「微量要素」とか言います。)の力を!」「微生物の働きが有機物の分解を促進し、養分吸収を高め病害に強い作物を育てます!」「新時代を切り開くバイオステュミラントがそれぞれの生長ステージでより良い発育を促進します!」
バイオスティミュラント…聞き馴染みなさすぎ…てか発音ムズい。
よく分からん…
革新的なイノベーションをコアバリューとし、ディスラプティブなビジネスモデルを通じて、ステークホルダーの皆様にサステナブルなバリューを提供するベンチャー企業のチラシくらい分かりづらい。
「植物の生理機能を刺激し、環境ストレスに対する耐性を高めることで、さまざまなストレスの影響を緩和し安定した生産を実現する可能性がある資材。」と書いてあります。
人が口にするサプリメントやプロテインみたいな感じですかね。
これを畑で使えば作物が立派に育ち食味向上と増収が期待できるということらしいです。
なんだかすごくやりそうな感じがします。
この流れに乗って行けば北東農園にも明るい現代農業の扉が開かれるのではないか思って調べを推し進めていくと…現在使っているアミノ酸やミネラル資材(商品)にね、バイオスティミュラントという言葉がくっついておりましたね。
知らぬ間にバイオスティミュラントっていうカテゴリーが出来てて、そこに放り込まれていたということですね。
空飛ぶクルマが単なる乗用ドローンだったみたいな。
大きなハウス栽培が植物工場に名前を変えたりだとか。。
つまりは大して目新しくもなくさほど画期的でもないやんというところに腑が落ちたわけですが(いや、腑に落ちるね)、その仕組や生育反応がああなってこうなってどうなるが科学的な検証により分かりやすく言語化されてきたのは、なんとなく使ってきた側からすると理解が進んだような気になって有り難い。
言語化だって。。ふふっ
まあ、あとはどれををどう使うかみたいな話なんだけど、実際プロテインやサプリメントと同じ会社っていうのも結構あって、有名企業なんかだと研究開発にお金掛けてんだろうなぁと思わせるところがあって、信頼できそうだなぁっていう感じになります。単純ですね。
一つの資材に特化して社運と人生掛けてます!なんていうのがヒシと伝わるブランドにも興味をそそられます。
逆に広告に「これを使えば願いが叶います!」的なスピ語が入っているだけで拒否反応を起こしたりもしますが。
まあ、このあたりも人が口にする健康食品と同じですかね。
余談ですが、天然塩は精製塩と比べて自然由来のミネラルが含まれている分健康に良さそうな気はするけど、実際はミネラルは含まれてはいるけれどあまりに微量過ぎて健康にはほぼほぼ関与しない。含まれているミネラルが健康に関与するほどの量の天然塩を摂取すれば間違いなくナトリウム過剰になるわけで、必要なミネラルは塩じゃなくて食品から摂れということになりますね。
で、謳い文句通りの効果が得られるのかというと、、
出たり出なかったり
ということになりますね。
これエエで!と勧められた資材がさっぱり効かないなんてことはよくある話で、その出たり出なかったりはたぶん「足りているか足りていないか」「必要か必要でないか」によると思われます。
とりあえず試しに使ってみるか的なおおらかな気持ちで臨みみます。
溺れそうな時に溺れても仕方がないかと思いながら藁を掴むみたいな。
とりあえず宝くじは買ってみないと当たらないしね。
使い続けてたらそのうちに効き出すかもしれないと思う気の長さも必要かもしれない。
もうそろそろ手を離してもいいかなと思うまではとりあえず掴んでおくという気の長さ。
外れた宝くじ、実は当たってましたとかあるかも知れない。
ないない。
ちなみにストレスがほぼ無くて夜ぐっすり眠れる私にはY1000は必要なくて、夏の夜に起きがちだったこむら返りには梅干しが良く効きました。
雨が降り出しました\(^o^)/
でもめっさ降る。。。(^_^;)