草を刈りながら。

2018-05-08


昨日今日と熊野地方では冷たい雨が降っていて、風も少し強めに吹いています。

こんな日は昼酒でもくらってゆっくりと休みたいところですが、押している作業日程に背中を押されるように畑に出ていくのです。

そんな中でも開始から3ヶ月、あと1日で終るところまで来ている剪定作業は頑として行わないのです。

上げた袖口から雨水が脇の下に流れ込むのは農作業における最も不快なことのひとつであり、それだけはなんとしても避けたいのです。

ということで、本日は畑脇の雑草刈り払い作業。

そこは10年ほど前まで農道だった場所で、時々その先にあるみかん畑に軽トラに乗ったおじいさんが通うのを見かけたのだけれど、使われなくなった畑と道は荒れ果てます。

人の手で交配育成されたみかんの木は、競走馬が野生で生きられないのと同じように、手入れをしないと1.2年で枯れてしまいます。そしてまたたく間に雑草地となり、やがて雑木林に変わります。

立派に育った雑木は陽当たりを遮ったうえに風通しも悪くしていて、うちのみかんの品質に影響が出ているのだけれど勝手に切り倒すのは流石にはばかられるわけで、そもそも持ち主が誰だか知らない。でもせめて道だったところくらいはと思い、年に2.3回刈払機を使っての草刈です。

小さなエンジンが発する甲高い音が苦手で、それに負けない音量でイヤホンから音楽を流しながらの半日作業です。

終わったあとワンワンと響く耳鳴りがしばらく止みません。

昨日仕入れた米津玄師が全然耳に入らなかったのは、エンジン音のせいなのか私の歳のせいなのかは分かりませんでした。

ただ、ときおり聞こえる「うぇ」という不協音だけが印象深く・・・。