超が付くほど早い。

超が付くほど早い。

2025-09-11

3週間ぶりの雨は突然の台風によるものでした。当園にとっては大した風も吹かずちょっと多めではあったけど待望の恵みの雨となりました。ただ、所によっては水害をもたらした模様で、もうちょっと穏やかに降ったり晴れたりしてくれんかのうと思う次第です。

とりあえず水やりの煩わしさから開放されてホッとしているところですが、天気予報ではこのあともずらりと晴れマークと最高気温30℃越えの日が並んでいます。この期に及んでまだ水やりしなきゃいけなくなりそうで、高温多雨だった昨年ともまた違う対応に迫られています。

そんな中、突然の総理辞任と「三重県御浜町では超極早生みかんの出荷が始まりました!」というニュースが同時に入ってきました。別に入れ替わったわけでもないとは思いますが、ひな壇に目新しいものが並ぶのは見ている方からすると新鮮ではあります。

超極早生みかん?

極めて早いみかんがさらに早くなりましたということなのですね。

今までにも旬の走りとして9月中旬頃から「極早生みかん」を早めに収穫した「青切りみかん」というものがあったのですが、三重県が独自に開発した「みえ紀南1号」という品種は他の極早生品種より糖度が高いという特徴があるのですね。

糖度が高いということは他の極早生品種より早い収穫が可能になるということですね。なにせ旬の走りですから早ければ早いほど高値がつくのです。

というわけでこの「青切りみえ紀南1号」を「超極早生みかん」として売り出しているということらしいです。

で、その中でも糖度10%以上、酸度1.1以下の基準をクリアしたものを「みえの一番星」というブランド名が付けられます。

こんな感じです。(これはうちの摘果みかんで、一番星ではありません)

糖度10%は果たして甘いのか?、酸度1.1は酸っぱくないのか?

このままあと1ヶ月樹にならせて熟成させれば糖度はもっと上がり、酸度も下がってもっと美味しく食べられるわけですが、なにせ「旬の走り」です。ボジョレーヌーボーがワインとしては若くて大して美味しくもないのですが、旬の走りとして、また今年のワインの出来を占うという意味でも大いに意味のあることなのですね。

で、「みえの一番星」は都会方面に流れるので地元ではまだ買えません。

試しに自分ちの糖度10くらいの摘果みかんを食べてみるわけですが、まあまあイケております。酸度は計測器持ってないので分かりませんが、たぶん1.1以上はありそうです。

で、全国的に見ると今年のみかんは美味しいらしいです。そりゃそうよね、こんなに雨が降らない年は珍しく、雨が降らない年はみかんが美味しいという言い伝えがあるのですから。(言い伝えじゃなくてちゃんと科学的根拠はあります)

消費者の皆さんがどこでみかんを買っても「美味しいっ!」つて思うほどには美味しいと思います。これは嬉しいことなのではないかと思います。

そして北東農園のみかんはどうなんだい!

どうなん~だいっ!!

いつもと一緒。。

なんでやろ。。。

。。。。。。

まあ、いつもと同じ味のものをお届けできるかなということでご了承いただければと思う次第でございます。

「極早生みかん」の販売まであと1ヶ月ほどとなりました。超が付くほど早くなく、極早生よりもまだ遅く、なんなら「早生みかん」のちょっと前くらいにゆるゆると登場してきます。

これからの天候によって味がどう変わるかまだ予断は許さない状況ではありますが、なんとしても例年通りの味に仕上げてからお届けしたいと思っておりますので、楽しみにお待ちいただければと思います。

それまでに一度お近くのスーパーのみかんもお試し下さいませ。たぶん美味しいと思います。

みかんがたくさん売れるとみかん相場が上がって、みかん農家みんなが喜ぶのであります!

上部へスクロール