2017年8月4日 (金)
みかんの開花から約3ヶ月、そして梅雨明けから約半月たち、少しづつ果実の肥大が進んでいくとともに、夏場の高温や水不足によって樹が強いストレスに晒される時期に入ってきました。
前回の6月末に書いたみかんの生育状況-6月 と見比べていただけると変化がわかると思います。
極早生みかん(日南1号):直径約3-4cm
ゴツゴツしていた果皮は実が大きくなるにつれ薄くなり、重みで徐々に枝が下垂し始めています。
ブラッドオレンジ(モロ):直径約4-5cm
雨の少ないヨーロッパ原産の品種のせいか夏場の渇水などお構いなく、どんどん大きくなっています。
今のところブラッドな気配は全く無し。
不知火:直径約3-6cm
ブラッドオレンジと違い不知火は夏が終わるまでは水を欲しがります。
あげないと大きくなってくれません。
極早生みかんだけ葉が黄色くなっておりますが、これは夏場のストレスにより樹勢が低下しているためです。
開花から収穫までの期間が短い極早生みかんの味を良くするためには他品種より強いストレスが必要とされ、落葉や樹が枯れるなどのリスクを背負いながらの手入れが続きます。
この極早生みかんを主力としている北東農園では、これから収穫までの約2ヶ月が正念場です。