2025-11-23
1ヶ月に及ぶ「極早生みかん」の収穫が終了しました。お買い上げいただいた皆様に深く感謝を申し上げます。
美味しく食べてくれただろうか?痛みは出なかっただろうか?と、毎度毎度心配しながらの販売ですが、とりあえず今は全力を出し切った感に浸っております。
市場ではセリ場はすっかり「早生みかん」で埋め尽くされている中、ひときわ赤いうちの極早生が最後尾で異彩を放っておりましたがそれも昨日で終わり、次は「ゆら早生みかん」の収穫へと移っていきます。
完熟「ゆら早生みかん」
コロコロとした丸い形をしたこの「ゆら早生」は、早生と名前が付いてはいますが9-10月にはすでに他の極早生品種より糖度が高いため、「極早生みかん」として収穫販売されることの多い品種です。
当園ではこれを完熟させればもっと美味しくなるのではないかと考え、11月下旬まで樹上に置いてから収穫をしています。
この「ゆら早生みかん」は糖度が高く味が濃いという特徴もある反面、皮が剥きづらいし、じょうのう(中の袋)が薄くて破れやすいというちょっとクセのある品種です。食べる時はお手拭きが必要となります。
2025年の出来栄え
小玉になりがちな「ゆら早生みかん」ですが、昨年は夏場の干ばつでいつもよりさらに小玉傾向となってしまい、「このままでは販売できないっ!」という事態を回避するため恥を忍んで「超小玉の3Sサイズもレギュラーサイズとする!しかも値段が同じ!!」という秘技を使って売り抜けたわけですが、2025年は一転してS~Mサイズが中心の仕上がりとなりました。
昨年と比べるとあからさまに2回りほど大きくなっております。
「去年とぜんぜん違うじゃん!!」という声も聞こえてきそうな気がします。
もし昨年と同等の小玉をご希望の方はご購入を控えることもご検討くださいませ。
昨年は収穫量が少ない上に小玉だったこともあり、販売数が少なく発売開始数分で売り切れるという事態となり、「買えへんかったやんけ!💢」(やんけとは言ってませんね)というご意見を多数いただくこととなってしまいました。今年はその反省を踏まえて取り組んだおかげで着果数がサイズも大きということで、販売数に多少余裕が出来たと思います。
*小玉の収穫がほとんど見込めませんので「極小!3Sサイズみかん」の販売はありませんのでご了承ください。
で、肝心のお味の方ですが、小玉独特の濃厚な甘みは薄れてはいますが、中玉Mサイズでもしっかりと甘みが乗った良い味に仕上がっていると思います。さらにサイズが大きい分皮が剥きやすいです。
従いまして2025年度の「ゆら早生みかん」の食味レベルは
食味レベル:3
- 昨年より大きめのS~Mサイズ中心
- 甘みは同等
- 酸味も残っています。
- 収穫量が増えたため5kg箱の販売も行います。
- 「極小3Sサイズみかん」の販売はありません。
食味レベルについて
北東農園では、みかんの美味しさを、甘み、酸味、旨味を総合的に5段階で評価しています。
販売基準のレベル3以上と判断したものだけを厳選し箱詰めしています。
その年の平均レベルを表示することで、ご購入の目安になればと思っています。
| 食味レベル | 美味しさ | 販売の目安 |
|---|---|---|
| 1 | 美味しくない | 販売しない |
| 2 | あと一歩 | 販売しない |
| 3 | 美味しい | 販売 |
| 4 | とても美味しい | 販売 |
| 5 | とびきり美味しい | 販売 |
- 糖度はあくまで栽培上での目安なので表示はしません。糖度、酸味、旨み等を総合的に判断して決めています。
- レベル3以上は区別せず箱に入ります。
- 同一品種を対象としているため、同じレベルでも「極早生みかん」と「早生みかん」では美味しさが違います。
- あくまで当農園内の独自基準で、他産地や他の生産者との比較ではありません。
11月25日朝7:00より販売を開始します。
それまでは「カートに入れる」ボタンが機能しませんのでご注意ください。
このあとは12月上中旬「田口早生みかん」、12月下旬「尾崎中生みかん」と続きます。
こちらは収穫量が少なくまた食味の仕上がりも未確定のため、今のところ販売は未定となっています。