Arancia Rossa di Sicilia
「モロ-moro-」は、イタリア南部シチリア島原産のブラッドオレンジの一種です。
その名のとおりに血のような赤い色が最大の特徴ですが、これはブドウなどと同じポリフェノールの一種、アントシアニンの色です。
香りが強く味は濃厚で、ベリーのような酸味を持ったオレンジです。
南ヨーロッパでは古くからある定番のオレンジですが、寒さに弱く日本での栽培は難しいとされていました。 しかし昨今の気温上昇にともない、日本でも温暖な地域において本格的に栽培が開始され始めています。
「モロ」は、もうひとつの代表格である「タロッコ」に比べると小玉ですが、ブラッドオレンジの中でも赤みが最も強く出る品種です。生食のほか、絞ってジュースにしたり、その独特の酸味や香りを生かして料理などにも使われます。
※ 果皮、果肉ともにすべてが赤くなるわけではありません。