早いもので3月の中旬に入ってきました。
朝夕の風はまだ冷たく、ストーブや手袋が手放せませんが、景色や空気の感じはもう冬のそれではなくなっています。
みかんの樹もまだ活動期には入ってはいませんが、芽の動き出す気配がしてきました。
剪定
みかんの樹も長年育てていると徐々に成長し枝か込み入ってきて、樹の中心部分や下の方の日当たりが悪くなってきます。
葉っぱに日光が当たらないと光合成があまり行われず、そこで生成されるべき糖分の生産量も上がらないということになります。おいしいみかんを作るためにはすべての葉や果実に日光をまんべんなく当ててやることが大事です。
はさみやのこぎりを使って整理していくわけですが、切り過ぎると着果が少なくなり大玉になってしまい、味が落ちます。
切り足りないと着果は多くなりますが、樹に負担が掛かり過ぎて新しい芽が出ず、翌年の着果が見込まれないことになります。
今年の適正な着果量を確保しながら、来年の結実用の新しい芽を出す。
このバランスを取りながら日当たりも考えて、樹を整えていくのが剪定という作業です。
もちろん土壌や気候の条件や、品種によっても塩梅が違ってきますので、各農家独自のサジ加減を身に付けることが必要になってきます。
北東農園では
極早生みかんの場合ですが、こんな感じです。
↓
ばっさりです。
さっきと言ってることが違います。
もちろん理由があってのことです。
つづく。