2014.4.24
今シーズン最後の市場出荷を終えました。
この時期の中晩柑については、栽培試験の意味合いもあって非常に少量なので直接販売がしづらく、しかも栽培方法がはっきりしていないために、その年によって味のばらつきが大きいので、市場にお任せしています。
今回出荷した「津之香」も全部で130kgほどの収穫量で、その内30%は品質基準に至らず廃棄もしくは自家消費のありさま。
これでも「その他品種」にしては多いほうで、3月くらいから今まで7・8種類栽培していて、なかにはあまりにも長期間ほったらかしにしていて、
「これ、なんやったっけ?」なものもあったりします。
品種の違いによる食味の差
なぜこんなに品種が多いかというと
「より美味しい品種、ここの土壌にあった品種で他の人があまりつくっていない独自性のある品種を。」
ということなのですが、
なにせ柑橘は新しい品種に更新してから生産が安定するまでに3~5年ほど時間が掛かるものなので、いろんな適合性を計っていると、それはもう膨大な時間が必要になってしまいます。
その間にも新しい品種が発表されて、興味をそそられ・・・・
もうやめましょう。「品種に勝る技術なし!」なんていうことに惑わされることなく、今そこにある品種を磨き上げていくことこそ必要なのです!!
今回の「みえ紀南2号」でさいごにしますっ ( – 。-)ノ\\