2015年3月13日(金)
汗ばむほどの陽気から一転、雪がちらついたりで、近くにいるはずなのに春の足踏みする音だけが聞こえています。
栄養補給。
そんななかでも3月中旬に入り、地表の温度が高くなってくると、虫たちとともに柑橘の樹にも活動期が訪れます。枝をよく見ると小さな新しい芽が膨らみつつあるのがわかります。
冬場のあいだ寒さから隠れるように根に移行していた養分が、地温の上昇とともに枝葉へと送り出され、地上の活動に引っ張られるような形で、根自体も少し遅れて養分吸収を始めるのですが、それまでにこの地上の活動を栄養分の葉面散布で、より活発にしていきます。
この葉面散布、今までは厳冬期の12月から1月にかけて行っていたのですが、今年は芽吹く前の3月から5月の満開時期にかけて集中してやってみる予定です。
せっかく葉面散布で補給した養分を発芽前の剪定で切り落としてどうすんの!?という思いもあったし。
疲れた体にクエン酸効果。
資材は葉面吸収に効果的な尿素を500倍と、それに今回からクエン酸1000倍を加用してみます。ヘルスケアショップで食用のものをお取り寄せしました。
「疲労回復にクエン酸。」というのは人間に限ったことではないらしく、柑橘などにも同じような理屈が働くらしいです。
とはいえ一時的な効果しかないみたいで、はたしてそれに意味があるのかも分かりませんが、これから出てくる花や芽に少しでも良い影響が出てくれることを願いつつです。
「そんなの気休めにもならないよ。」というのと「気休めにはなるかも。」というのとでは、ずいぶん心持ちに違いがあります。
ためしにちょっと舐めてみました。
元気が出ました。
( ̄ー ̄)