雪だるま。

初めての

2023-01-26

「週明けに10年に一度の最強寒波が日本列島を・・・」なんて散々ニュースでやっていたにも関わらず、熊野はなんせ南国ですからね、関係ないっしょ!!なんて、たかをくくっておりましたのですが、

おそらく過去一の雪の量だと思います。

5cmくらいは積もったでしょうか。北国の人には笑われましょうが大雪警報が出たわけで、まあ、5cmで警報出るんかい!とは思ったのですが、まったく見慣れない風景にとりあえず犬と一緒に庭を駆け回ってしまいました。

正確には家に犬はいないので、おじさんがひとりではしゃいだのですけどね。

でもまあ、ひとしきりはしゃいで写真を撮りまくったあとはさすがに飽きましたね。

冷静になってみると、樹に成っている不知火やオレンジが雪に埋もれているわけで、果たしてこれが凍ったりなんかすると商品にならない可能性が出てきたことに気がつくわけで、

急に「雪怖え~!」となっております。

写真の中にはサンテに包まれた不知火が数個隠れています。

柑橘の低温障害というのは、果皮が傷んだり果汁が凍って水分がなくなる、いわゆる「す上がり」という状態になることを言います。食味が悪くなったり腐敗の原因になったりするので販売が出来なくなってしまいます。

品種にもよりますが「不知火」の場合は-5℃以上で数時間経過すると「す上がり」が発症すると言われています。南国生まれのブラッドオレンジについては資料が見当たらりませんでした。

寒波が来る前に収穫を済ませている所もあったみたいだけれど、こんな状況を想像出来るはずもなく、また、出来たとしても3月に収穫するものを今収穫するという判断はなかっただろうなと思います。
収穫を早めれば食味に影響が出るのは必至で、そうなればやはり販売が難しくなるため、やはり完熟判断まで収穫はしないと思うのですね。

となると、次作からこの寒波を見込んだ防寒対策を採るか、めったにないことなので仕方ないと諦めるか。。

また難しい判断材料が増えてしまったなぁ。

あ、今回の雪でダメになったかどうかは今のところ判定出来てはいないです。早朝の最低気温が-3℃で翌昼間に雪はほとんど融けているというのは非常に微妙なラインで、症状が現れてくるのはもう少し時間が経ってからですので、しばらくは様子を見ていくことになります。

雪が残っていた午前中は畑に出ずに、農協と銀行とコンビニでの用事を済ませました。道すがら各家の入り口には雪だるまがありました。笑