2018-11-23
南国熊野もさすがに朝晩だけは肌寒さを感じます。上着を着て畑に出るも15分で暑くなって脱いでそのまま置き忘れて夕方震える毎日です。
収穫を終えたばかりの極早生みかんの後片付けや樹の手入れもできないまま、早生みかんの収穫に突入していきます。
ゆら早生みかん
マルチシートが敷かれたままで枯れそうになっている極早生を横目に、今まさに収穫タイミングを迎えた「ゆら早生みかん」は目に眩しいほどオレンジ色に輝いております。
みかんなのに「オレンジ色」というのもなんだかオカシイような気もしますが、「みかん色」では「緑色」してても「みかん色」だろうし、「橙色」も違うでしょうし「柿色」だともっとヘン。
そんなことを考えながらコロコロとした丸い形のみかんを収穫していきます。
「ゆら早生みかん」といえば、秋収穫のみかんとしては早い時期から高糖度が出るとして業界注目の品種です。そのため10月くらいに極早生品種として少し青みの残った状態で売られていることも多いのですが、正式(?)な完全着色は11月に入ってからです。
ただ、この品種のもう一つの特性として樹が大きくなりにくく、樹勢が弱りやすいというのがあって、せっせと増殖を進めてはいるのですが、私の苗木の育成が下手くそというのも相まってなかなかたわわに実らせるというところまでいかないのですね。
3年目で初成りさせてその後2年休ませる「三歩進んで二歩下がる。」的な感じでノロノロと増産に向けての歩みを進めている状況です。
さらに、みかん生産者の職業的能力特性として、樹に成っているみかんを見ただけで全体の収穫量と平均サイズを計れるというのがあるのですが、これ、私まったく出来ません。
収穫してコンテナに入れて初めて
「量少なっ!」
とか
「Mサイズないやんっ!!」
ていうことに気が付きます。
で、今年のゆら早生は
「結構ようけ採れてるやん!」
と
「3Sサイズ多いなっ!!」
です。
というわけで数日以内に「ゆら早生みかん」の販売を開始したいと思います。
生産量がまだ少ないためにおそらく1週間ほどの販売期間になると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
そして「3Sサイズ送料無料」のサービス品もやります。前回の極早生みかんの時に「また来年お願いしますね。」と言ってしまったお客様、申し訳ありませんでした。お詫びして訂正いたします。
詳しい内容は次のブログにてお知らせしたいと思います。