2018-02-27
2月も残すところあと1日、朝夕の寒さも随分と緩んできました。遠くの景色も少しモヤっていて、春の柔らかさを感じます。
そんななか、ブラッドオレンジの収穫を始めました。
Arancia Rossa di Sicilia
収獲したのは「シチリアの赤いオレンジ」と呼ばれる「モロ」という品種です。ブラッドオレンジの中では早熟系で、赤みと香りが強く出るタイプのものです。
しかし、栽培を始めてかれこれ7.8年。元々小玉な品種なのだけれど、ウチのはそれよりあからさまに小さくて、しかも収穫直前の自然落果が激しく多いから一向に収穫量が上がらないのが悩みのタネ。
単純に実を大きくするだけなら肥料と潅水の量を増やせばよいのだけれど、一度に増やし過ぎると味に影響するし、自然落下(生理落果)については品種の特性というところもあるのだけど、やはり施肥量や剪定などの技術面が影響しているのだろうなあ。
結局は作り方が下手なのだと分かっていても、上手な作り方が分からないのだから毎年少しづつ微調整をしていくしかないわけです。
今年の出来栄え。
そんな試行錯誤中のブラッドオレンジですが、収穫量とか大きささはともかくとして今年の出来栄えはというと、なんだか果皮の色が薄めです。
昨年2017年2月27日の写真↓
今年2018年2月25日↓
この果皮の着色具合については研究機関などでもはっきりしたことが分かっていなくて、土壌乾燥や気温などが影響しているのではないかという程度。
天候に左右されるものだとしたら、まあ仕方のないことかなあ。
中の果肉はというと、
2016年産↓
2018年産↓
だいたい同じで安心しました。
そして肝心のお味も昨年と同等となっております。
ということで只今販売ページを鋭意準備中です。
近日中に販売を開始させていただきますのでどうどよろしくお願い致します。