なんだか雪国ではない所まで雪国になっている感じですが、熊野地方の土の中では、少しづつ春の準備が始まっているようです。
寒いなと思っていても、数日ごとに降る雨と昼の陽射しを浴びて、雑草の芽がたくさん出てきています。
のんきに構えていないで抜き取ったほうが良いのですが、その前に肥料を施用しておきます。
春肥
冬場、休眠状態だったみかんの樹は、3月頃になるとゆっくり活動を始めます。
まず芽が動き出します。小さな芽は気温の上昇を感じながら花や枝に成長するべく変化していくのですが、
この芽の初期の生長には、秋から初冬にかけて吸収して樹体内に蓄えられていた貯蔵養分が使われます。
そして昼間の陽射しを受けて地温が上昇してくると、今度は根が養分の吸収を開始して、循環機能が本格的に活動を始めます。
このときに窒素をはじめとする栄養分を、すみやかに根が吸収できるように施肥をおこなうのですが、粉や粒状の肥料を、餌のようにパクパクと食べてくれるわけではもちろんないので、 あらかじめ肥料を土に撒き、土になじませておくことで根が吸収できるようになります。
難しくいうと肥料を構成している無機態窒素は主にアンモニア態であるが土壌と混和されることにより微生物等による硝酸化がおこなわれ硝酸態窒素に変化することで吸収されるのである。 なお、土壌の酸度によりアンモニア態での吸収割合が高まることもあり、なお、アミノ酸肥料の場合はアミノ酸の状態での吸収が行われているという実態が最近の研究で証明されている。
はい、よく分りません(ToT)/~~~
化学的や物理的な理解が必要なことは分っているのですが、どうもピンときません。
環境によるいろんな要素があまりにも多すぎて、理屈がぴったりとは当てはまらないのですね。
不特定要素を排して厳密に照らし合わせれば当てはまるのでしょうけど、自然の中の畑でそんなことしてもあまり実際のみかん作りには役に立ってくれないわけで、
長年畑で生活している先人たちの、知恵と経験から学ぶことのほうが使い道があったりします。
しかしこれがまた厄介なことになったりするわけで・・・
次号に続きます (^^)/