みかん以外の品種はどうなっているのかというと。

みかん以外の品種はどうなっているのかというと。

 07/30/2014

ここのところ極早生みかんにばっかりかかわっていて他の品種はほったらかしのように見えますが、いえいえちゃんと手入れは怠りなく続いているのでございます。

ただほとんどの柑橘品種は、結実量が温州みかんに比べ少なく、摘果作業に追われなくて済むので、今の時期は楽が出来ます。

上の写真はブラッドオレンジのタロッコです。
温州みかんに比べるとひと回り大きく5-6cmくらいの直径で、ちょっと縦長の形は成果と同じ。
ネーブルもよく似ていますが、あちらのほうが果皮が滑らかな感じですね。

基本的に極早生みかん以外はマルチシートを敷かない露地栽培なので、雨が入っている分夏場の水分ストレスも緩やかです。
樹勢も強いものが多いので、梅雨明け後ほとんど雨が降っていないにもかかわらずまだまだ元気です。

このタロッコなどは収穫が来年の4月なので、あと9ヶ月もの成熟期間があり、じっくりゆっくり育てていきます。
栽培本数も徐々に増やしているところで、今作は昨年の2倍くらいの収量がありそう。とはいっても100kgあるかないかというところですが。

2014-07-30 不知火

そしてこちらが「不知火」。
大きいものは8cm位までに成長して、この品種の特徴的なデコもすでに出来ています。
これも収穫時期が来年3月なので生育に時間が掛かる分、今のところ中身はほとんど出来ていなくて固い状態です。

ちなみにこのデコは花の咲く時に昼夜の気温差が大きいと出るもので、夏芽に咲く花は開花が少し遅く(遅いといっても数日)昼間の気温が上がるのでデコが形成され、少し開花の早い春芽に成るものはデコが出ないといわれています。
樹体内養分の関係で夏が過ぎてから出る秋芽というのもあって、それに出来る実は何故だかいびつなものが多く、摘果で落としてしまいます。

秋芽に成るものも含めていずれも味には関係なく、見た目の違いということだけなのですけれどね。



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