2015年1月11日(日)
収穫やマシン油散布などの作業の合間をみて、年末から進めていた袋掛けに本格突入です。
目的は寒風障害の軽減と鳥害防止です。
この地方は比較的暖かくて、特に丘陵地にあるうちの畑なんかは朝方でも0℃を下回ることがあまりなく、寒害についてはさほど心配していないのですが、問題は
ヒヨドリとメジロです。
12月の時点でほとんどの所が袋掛けを終えているので、果実がむき出しになっているうちの畑に大挙してやってきています。
鳥たちはなかなかの目利きで、果皮の柔らかいものや色目が濃くて美味しそうなものから食べていきます。都合の良い止まり木があるというのも重要です。
袋を掛けて隠してしまうと見分けがつかないらしく、仕方なしに落ちているものを突っついております。
それをうちの猫が捕まえて、自慢げに見せびらかしにやってきます。
褒めてもらいたいのでしょうけど、そんなことすると余計に調子に乗るので、
「そんなんいらんし!」
そう言い放って知らん顔していると、肩を落としたようにどっかに行ってしまいます。
袋掛けの時期。
袋掛けをもっと早くやっておけばこれほどの被害は出ないのですが、北東農園の12月は、収穫期を向かえるのがが5品種もあり(それでも晩生みかんを伐採したので1品種減ってます。)各品種の栽培量は少ないとはいえ、袋掛けの時間が取れないのです。
「ちゃんと完全着色してから袋掛けをする方が糖度が上がって色もキレイなのだよ!!」
言い訳がましくそんなことを思ったりもしますが、実際、袋掛けの時期と糖度の関係は分からないし、袋掛けと言いながら使っているのは防水性のない防寒性も見込めそうにない新聞紙だし。そもそも売り物にならなきゃ話になんないでしょ。
ということなんだよなあ。
防鳥ネットを張るとかの対策をちゃんと考えていかないといけないし、それには行き当たりばったりに散らばって植えている中晩柑を一か所にまとめたいよなあ。
とかボーっと考えていると、うちの猫がさっきより大きいのを咥えて戻ってきました。
(-_-;)