2015年3月5日(木)
ブラッドオレンジを収穫しています。
北東農園で栽培しているのは代表的な品種「タロッコ」と、今収穫している早熟系の「モロ」です。
この「モロ」という品種は「タロッコ」に比べて小さめですが、果肉、果皮ともにブラッドオレンジの中でも一番赤味が強く出ます。
味も特徴的で、爽やかなオレンジというよりはベリーに近い風味を持っています。味がしっかりしているのでジュースや料理のソースに使われることも多い品種です。
切ってみるとこんな感じで、果肉全部が赤くなるわけではなく、まだら模様です。この赤味は土壌条件や天候によって出方が変わってくるそうで、色のつかないものもあるそうです。
ただ、こんなまだら模様ですが、絞ってジュース状にすると赤ワインのような赤黒い色になります。
土壌の乾燥状態が続くほど赤味が出るそうで、土壌条件はあっているのかなと思います。
さっきから「そう」ばっかり書いていますが、日本で本格的な栽培が始まって日が浅く、まだ栽培方法が確立されていないのです。
当初、豊産性(ものすごくたくさん成る)という説明だったのに、数年たった今でもさっぱり収穫量上がらず、そのうえおびただしい自然落下など問題山積です。
一応オレンジということなので「ネーブルオレンジ」的な栽培手順でやっていますが、いろいろとまだ分からないことも多く、自信を持って作れるまでには相当の時間がかかりそうです。
今年の出来栄えは、やはり多雨がたたったのか少し味が薄いように感じますが、風味は十分なので美味しく召し上がっていただけると思います。
2015年産ブラッドオレンジ「モロ」の販売開始です。
まだまだ収穫量が少なく、20箱ほどの限定となりますが良かったらお試しくださいませ。
ブラッドオレンジ「モロ」の販売は終了しました。
お買い上げいただきありがとうございました。
くわしくはこちら「ブラッドオレンジ-モロ-の販売ページ」