2015年7月27日(月)
梅雨が明けた途端、絵に書いたような夏空が連日続いています。
それまではずっと雨ばかりで、さほど暑さも感じていなかったので余計身体に堪えます。
黒っぽく見えるほど濃い緑色だった葉は見る見るうちに退色を始め、ゴツゴツしていた果皮肌はなめらかに薄く伸ばされたようになり、中身のじょうのう(袋)の形が浮き出てきます。
これは日光を受けて光合成が活発になり、生成される糖分が果実に流入して糖度が上がる段階に入ったことを示しています。
これからが勝負時です。頑張ります!!
と言っても、お天道様の仕事が98%くらいですけど。
人間といえば、とりあえず足しになるのかならないのかよく分からない葉面散布などで手助けをしようとしたりするわけです。
葉面散布
昨年8月から9月にかけての多雨と日照不足のせいで設定糖度ギリギリだった教訓を踏まえ、今年は葉面散布の回数を増やして品質の向上に成果を見出せるのかを課題にしています。
8月まではカルシウムそれ以降はリン酸を中心とした散布を1週間から10日ごとの計画で、梅雨時の雨の合間を縫っておこなっていたのですが、散布した数時間後に雨が降るという事態がすでに4回ほど続いていて、ちょっとしたジンクスが出来つつあります。
あと2回ほど続いて、はっきりと確証が得られたあかつきには、晴れて学会に発表したいと思っておる次第でございます。。
まあ、試験的な意味合いもあるので計画通りの回数をこなしたいという思いから、ある程度の降雨予報を無視してやっているわけですが、散布したカルシウムが吸収される間もなく雨で流されるということは、散布をしていないということにほぼ等しく、
つまりは無駄骨に終わっているということですね。
カルシウムだけに・・・・ ( ̄_ ̄||)
ということで次回の葉面散布は農薬混用ということもあり、ジンクス打破も兼ねてしっかり天気を読んで25日からおこないます。
(書いている内容と投稿日付にズレが見られますがご容赦を)