2016年6月1日(水)
開花から約1ヶ月経ち、みかんの幼果も徐々に形作られてくるなか、果皮のキズもあまり見受けられないので、今のところ順調に育っているようです。
幼果の果皮はデリケートで、風に吹かれて葉などが擦れるだけで傷がついてしまいます。北東農園は丘陵地で風当たりが強い場所にあるので、例年この時期の強風(というか暴風)が吹いていなくて非常に助かっています。
現在の生育状況
大きいもので直径15mmくらいになっています。
今は多く付き過ぎた実を自らふるいに掛ける「一次自然落果」で、咲いた花の数からするとずいぶん数が減りました。
果肉はまだ生成されていなくて、中は白い状態です。
これも大きいものは直径15mmくらいでしょうか。
細くて貧弱な枝に付く実は半分くらいの大きさしかなくて、そのほとんどは自然と落ちてしまいます。
写真がピンぼけしてしまってますが、特徴的なデコも出来つつあります。
はるか
北東農園のなかでは開花が一番遅く、まだ花びらの残骸がくっついている状態で、大きさも5mmくらいでしょうか。
小さい割に果皮の緑色が濃く、これが成熟すれば淡黄色になるのも不思議です。
特徴的な果頂部(おしりの方)の環っかが出来ています。
レモン
細長い形はまさにレモンです。
大きさは10mmくらい。
レモンは「四季成り」といって、一年に3回ほど花を咲かせます。
果実が実っているその横で、小さな幼果も育っている状態です。
ブラッドオレンジ
写真は「モロ」種です。
大きいもので15mmくらい。
少し縦長の幼果はほかのオレンジ類と同じような楕円形ですが、大きくなるに従い丸くなってきます。
アシナガバチの巣
直径約80mmくらい。
成熟すると数十センチくらいになり・・・
とか言ってる場合じゃなくて・・・
ハチの巣への対応。
これ見つけると、なんだかすごくテンションが下がります。
今回のはスズメバチより攻撃性の少ない「アシナガバチ」という種類ですが、このまま放っておいて巣が大きくなってしまうと危険なので、処分することに。
この場合の一般的な作戦行動としましては、巣より大きな袋をガボッと被せてキュキュっと結ぶ方法をとります。
本来は刺されないように完全防備で望むべきなのですが、偵察した限りでは巣作りが始まったばかりで、今のところ一匹(女王バチ?)しか居ないようだし、現場が家からいちばん離れた場所なので、着替えと袋を取りに戻るのが面倒くさいという理由で作戦Bに変更です。
目的はハチの殺害ではなく巣の撤去なので、とりあえず樹の枝からぶら下がっているコード(?)を切断すればミッションは成功すると思います。
ただ、手を出せば刺されるのは間違いないので、じっとこちらを見ているヤツの目をそらす必要があります。
右手に剪定鋏(先週キレイに洗ったやつ)左手にはそこら辺に落ちていた枝を持ち、睨み合ったまま頭の中でシュミレーションを繰り返します。
作戦B案概要
- 巣に取り付いているハチを枝で叩き、敵陣から引き離す。
- その隙にコードを切断。
- 反撃を受ける前に素早く撤退。
- 以上。
成功のイメージが固まったところで作戦開始です。
タイミングは自分次第です。
ここからは展開が非常に早くなるため、実況は簡潔にいきます。
バサッ!
チョキン!!
「きゃぁ~~!!!」
一目散に100m程走った後、振り向けば何事もなかったような静けさのなか、ゼイゼイという自分の息切れの音だけが聞こえています。
隊長、ゼイゼイどうやら作戦は成功です!V ゼイゼイ。
でもあとで調べなおしてみたら
アシナガバチの生態
巣を取り払っただけでは、同じ場所にまた巣を作る場合がある。
シャクトリムシやアオムシなどを主食とするため、みかんにとっては益虫。
アナフィラキシーショックを起こし最悪死に至るおそれもあるので、刺された経験がある人は気をつけること。
だそうです。
どうしたもんでしょうか。