やっちまった?そんなときの対処法。

2015.5.9

2015年5月9日(土)


私のように常に向上心を持って毎日を充実して過ごしていると、向上心を持たず毎日をボーっとして過ごしている人が気付かないような小さな出来事が大きなヒントになったり、思わぬ光景が目に留まることがよくあります。

先日も畑の中で新品の時はキラキラと光っていたはずの金属を見つけました。
毎日ボーっと過ごしているような一般人が私の畑の中でこの金属を見つけられるはずもなく、たとえ道に迷ってうちの畑に入ったとしても今となっては輝きのかけらもないようなこの物体に目を留めることはないでしょう。

それに対して私といえば「おおっ!なぜこんなところに王様のカンムリが?」となるわけです。

薄汚れたCOC・・・と読める古文字が書かれた、今となってはビンのフタの役目すら果たさないであろうその物が、ひょっとしてこれからの自分に必要となる道しるべになるかもしれないと思いながらとりあえずズボンのポケットに入れ、トレジャーの隠し場所はもちろん誰にも口外せず、秘密漏えいを防ぐために私自身の記憶からも消し去るという完璧なセキュリティーシステムを構築したのであります。

そして数日後、洗濯機の中から少しだけキレイになったコーラの瓶のフタとポケットに穴の開いた作業ズボンを無言で干すのでした。。

とりあえずそんな小さなことをいちいち面白がるような充実した毎日を送っていることはさておく事態が発生したのでご報告。

サガマンダリンがおびただしい落葉。

ボーっとしてても一瞬で先日の防除が原因だと分かるくらいの、はっきりとした症状です。

考えられることは

  1. 薬剤の希釈倍数を間違えた。
  2. 複数の薬剤を混用した際のバッティング。
  3. サガマンダリンだけを好む草食動物の乱入。

慎重なる考察の結果、3番目は排除。そして多品種にわたる防除作業の中で一品種のみということと、昨年までは見られなかった現象ということから、今年から始めたクエン酸の葉面散布が容疑者として浮かんできました。

クエン酸の葉面散布

これの何が悪かったのかが分からなかったので、インターネットで調べてみたりしても原因が特定できず。

そもそもなんでクエン酸の葉面散布なんかやるようになったのかというと

  • 以前から土壌に潅注して根量を増やすクエン酸主体の資材があって、活力増強に効果が認められている。
  • 花き類に1000倍液を散布して実績を上げている事例あり。
  • クエン酸の殺菌効果により防除に使える可能性。
  • 食品物なので害的要素はない。

というのを踏まえて、昨年は定植した苗木に使用試験をしてみたところ、落葉などの害もなく効果に手ごたえを見出し、いざ今年は全面的に・・・となったわけです。

それなのになんで?・・・一緒に入れた他の資材とケンカしたのかなあ?

そんなときは最後の手段、みかんの知恵袋N氏に電話です。

「忙しいのに毎度すんません・・・これこれこうこうでこんなんですけどどうでしょう?・・・」

「ああ、そりゃ落ちるよ。(キッパリ)」

「へ?」

「あのね、クエン酸溶液はふつう土壌にやるもんでしょ。みかんの葉っぱにかけたら旧葉が落葉するって注意書きに書いてあるでしょ。」

「あの・・・サプリ用のやつなんでそんなこと書いてなくて、食品グレードのをお取り寄せして1000倍で・・・結構薄いかなと・・・」

「そりゃすんごい濃いわ!葉っぱにかけちゃダメっていうやつですらその半分の濃度だよっ。」

「・・・・・・・・」

(ー_ー)

「んで、なんの効果を期待してたの?」

「人間と一緒で活力増強と・・・あと、殺菌剤的役割を・・・」

「その効果はあるけどね!」

「え?やっぱあるんだ・・・でも葉っぱ落ちちゃなあ・・・」

「落葉って言っても旧葉だけでしょ?それに雑柑だけ?」

「あ、はい・・見事なまでに。」

「どうせそのうち落ちるやつが、いっぺんに落ちた言うことだわ。僕も前に食酢で試して落葉させたことあるしね。」

おんなじようなことやってんのね・・・

最初に聞いときゃよかったと思いながら要約すると

  • 直接原因はクエン酸。そのうえ落葉を起こしやすい「マシン油」を混用したことで、旧葉の多いサガマンダリンとかの雑柑類に顕著な症状が出たらしい。
  • 落葉するのは旧葉のみ、新葉ばかりの花類や苗木などは大丈夫。
  • 柑橘の成木に使うなら土壌潅注で根量増大からの活力向上。
  • ただ、落葉を気にしなければ効果あり。
  • 殺菌作用は認められる。
  • 落葉によって影響があるのは果実の初期肥大のみ。6月くらいになって新葉が展葉すれば肥大も進むし食味などには影響しない。
  • カルシウム剤と混ぜるのは沈殿するのでやめておいた方が良い。

 

なんだか勝ったり負けたりのような感じです。

結局、原因がはっきりしたことで、濃度をもっと薄くして、出来るだけ単体で、品種を選んでもう少し慎重に続けてみようと思うに至りましたです。

そこまでしてやる理由があるの?という問いには

「慎重さが足りなかったけど、新しいものも見えた。」

だから今のところは大丈夫!!です。

「今までと同じ事してたら、今までと同じものしか出来ない!!」

です。

大事なのは気持ちです!!!

 

落ち葉がもの悲しいとは限らない。

です。!(^^)!

追記

その後・・・

サガマンダリンだけでなく、クエン酸を散布したすべての品種で落葉しました。

もうやらない   m(__)m