夏芽の頃。

夏芽の頃。

07/13/2014

台風8号は目の前を通って行ったはずなのですが、こちらのほうに近づくにつれ風雨が弱まり、最接近の頃には目の中に入ってる?と思うほどの回復ぶり。
そしてそのままなんだか、ふわ~っと終わってしまいました。
各地で大きな被害が出ているので全然他人事には思えないのですが、とりあえず今回はホッとしておきます。

台風一過。

被害はなかったものの、一時集中して雨が降ったのでけっこう土が流されています。
特にマルチシートを敷いているところは土に浸み込まない分流量が増えるので、通路の土砂が削られてしまいます。
流れた先で蓄積してしまうのですが、今元に戻してもまた雨に流されるだけなので、不都合がなければそのままにしておいて、冬場に整備をすることにします。

2014.7.6

そして天気が回復して気温が上がり、陽が差してくると一気に夏芽が出始めてきます。

これは遊休区のもので、春に出た芽が太く長く伸びたものを切り返して、夏芽(6月-8月頃に出る芽)が出るようにしていた枝です。

この芽の出具合というのが難しくて、強くて旺盛な芽になると翌年また芽が出て結花に繋がらず、逆に貧弱だと結花しても結局落果してしまった挙句に、残ったものも小さ過ぎたりといったことになってしまいます。

発芽状態は気温や雨、そして樹勢によって大きく左右されてしまい、毎年同じ作業をしていては対応できないので、予想を立てて様子を見ながら、成功のイメージを強く持って1本づつ作業をしていきます。

昨年は雨が少な過ぎてなかなか芽がでず、強制的な潅水をするタイミングも計れないまま、長雨になった9月に入ってやっと発芽したときは、時すでに遅く、今年は予想よりはるかに少ない結実状況となってしまいました。

とはいっても今年の作柄を諦めるという心配は全然なくて、昨年の1区画全滅に比べたら確実に進歩しております。

なので今年は少し時期を早めて、切り返しの量も減らして、梅雨の雨で発芽するのを願ったところ、早くも出てきたという次第です。
来年はもう少し進歩の実感が大きくあるといいな。

この夏芽が太く長くなり過ぎないように、あとは出来るだけ樹をいじらないように様子を見ていきます。