みかんの表裏。

裏表

2018-05-21


今年はオモテやにゃ~

去年はウラやったからの~

花ばっかりで芽え出てないにゃ~

どないすんぞえこれえ~

摘果難儀するにゃ~

今年はみかん安っすいでえ~

みんな一緒やからしゃあないでえ~

しゃあないにゃ~

 

てなことを話してるおじさんたち。

要約すると、今年のみかんは昨年とうって変わって豊作なので、安値の取引になりそうで困ったことなのだけれどみんな同じ状況だからまあ仕方がない。

* 語尾を伸ばしたり「にゃ~」を付けると御浜人っぽくなります。一度お試し下さいませ。

表と裏。

みかんは(果樹類全般ですがみかんと表記)豊作(表年)と不作(裏年)を一年ごとに繰り返す「隔年結果」という性質を持っています。

これは樹を大きくするための「芽を伸ばす(生長作用)」と、果実を作るための「花を咲かせる(生殖作用)」の2種類の作用が交互に働くためで、基本的には芽が出た翌年に花が咲き実を付けるという動作が行われます。

芽と花の数的バランスが取れていれば毎年同じ量のみかんを確保出来るはずなのですが、それがどうも上手く行かないわけです。

健全な生育を保つためにはさまざまな栄養分が過不足なく必要なのですが、その養分吸収は天候に影響を受けます。
また結実のための花成ホルモンが適正に作られるためにはちょうど良い日照時間が必要となります。

つまりその年の天候によって簡単にバランスが崩れてしまうということです。表裏が全国的に同期しているのはそのあたりが原因と思われます。そして一度崩れたバランスは年を追うごとに極端化していくのですね。

それを防ぐために剪定や摘果や施肥といった作業を行うのですが、なかなか上手く行かない。
昨今の不順傾向が強まる天候の予想を立てながら、まだ形作れていない花芽のバランスを取るのは難しい。

天候を変えることは出来ないけれど、ずいぶん昔に作られた栽培のためのものさしを、一から作り直す必要があるのではないだろうかと思うのです。

不作年に高値の相場表を見ながらハンカチ咥えて悔しがっているみんなを尻目に一人勝ち!なんていうのは夢の話なのだろうかねえ。

 


 

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