梅雨入り前にやっておくべきこと。

2018.6.2

2018-06-05


ぼちぼち梅雨の足音が聞こえてきました。昨年の梅雨入りが20日頃だったのでずいぶん早いなと感じますが、昨年が遅かっただけで平年とほぼ同様ということらしい。昨年の作業工程に照らし合わせて作業を進めていたのでちょっと慌てております。

とりあえず雨が降っていても出来る作業は後回しにして、定期的に行っている極早生みかんへの葉面散布を先に済ませておくことに。

防除関係の作業については、病害虫の発生時期に合わせた散布が大事なのだけれど、雨とのタイミングを図るのが難しい。

使用できる農薬の種類や散布回数などが細かく決められているなかで、防除を最小限に抑えつつ効果を最大限に発揮するには、「被害発生時の薬効が、切れていなくてダブっていない。」というのが大事なのです。

ちなみに散布に殺虫や殺菌のための農薬を使用すると「防除」で、肥料成分やミネラルなどの栄養成分のみをを散布するときは「葉面散布」といいます。
数種類を混合して散布することも多いのだけれど、この場合1つでも農薬が含まれていると防除としてカウントされます。

予想ではあと10日位で薬効が切れそうなのだけれど、その頃には梅雨入りしていると思われるので、今のうちにやっておくほうが良いのか、はたまた梅雨の切れ間に散布できるタイミングがあるはずと信じて後にズラすほうが良いのかが悩みどころ。

のんきに構えている間に被害が広がってたり(薬効が目に見えるわけでもなく、被害が目に見えてくるのがずっと後からなので不安。)、散布直後に雨が降り出すと薬液が流れてしまいせっかくの作業が水の泡なんてことになるので、常に天気予報とにらめっこです。

梅雨入りまであと数日と迫っている晴天の中、防除は後回しとして今回はカルシウムとアミノ酸の葉面散布。

タンクに水を汲み上げる時に使っている井戸のポンプからヘンな音が聞こえておりますが、これもまあ後回しということにして。