桜が散り始める頃、みかんの花が咲き始めます。

そしてなぜか「はるか」の販売再開です。

2019-04-12


今年は花見に行けていないので写真は昨年の山崎公園のものです。しかもこの記事を書き始めたのが8日なのでズレた感が否めませんがそのまま書きます。

で、ふとこの写真の日付が3月30日になっていることに気が付きます。

どうやら開花が昨年より一週間ほど遅れているようです。調べてみたら昨年が特段早かったということらしく、今年が平均的なのだそうです。同じ様にみかんの花も昨年より遅れているけれど、冬が長かった記憶もないので、昨年が特別に暖かかったのかもしれないけれど鳥頭なので更に記憶がない。

2019年の新芽
今の状態(2019年4月9日)
2018年の新芽
昨年の同じ日(2018年)

農業関連誌やネットなんかでは「開花を早めるためにはこの資材を・・・」なんていう事を書いているのを見たりするのだけれど、開花時期の差が仕上がりの味に出てくるのかなあ。単純に開花から成熟までの期間が長いほど美味しくなるような気もするけれど、ちょっとした気候でこれだけの差が出るとなると、あまりカリカリと気にしても仕方ないかなあという気もします。

これからみかんにとって栄養が沢山必要になる時期なので、様子を見ながら少しづついろんなものを土やら葉っぱに投入していきます。カルシウムやらマグネシウムやらその他のミネラル、アミノ酸。

人が食事だけでは摂りきれない成分をサプリメントで補うように、農作物用のサプリがあって、それらを上手く組み合わせて健康で美味しい作物を作るという考え方があります。

光合成を活発にするのはマグネシウム、果皮の強化にはカルシウム、糖度を上げたいならアレやコレ・・・。人と植物の差はあれ、考え方はほとんど同じです。

不足している成分を補ってやると、あからさまな変化が見られることがあってね、それで調子に乗ってやり続けるとだんだん効果が出なくなってね、新たな効果を求めて量や種類が増えていくというね、スパイラルに陥ってだんだんしんどくなっていくわけです。

たしかに個々の成分が効果に関わるのは間違いないのだろうけど、依存し過ぎて「サプリメントが食事」みたいなことになるのは、成果というよりは効果に依存しているようで、なんだか窮屈な感じがしてしまうのだねえ。

「あるに越したことはない」と考えるか 「過ぎたるは及ばざるが如し」と考えるか。この辺りは性格によるものなのだろうな。

ワタシ的には、まずは足りないものが何かを知ってから足し算を心がけていきたいと思います。