不知火の袋掛け

不知火の袋掛け

2018-12-20


今年も残すところあと10日余り、街はクリスマスも間近ということで、師走の慌ただしさに拍車が掛かっているようですが、畑の中では相変わらず人の喧騒もイルミネーションの輝きもありません。その代りヒヨドリの大群が鳴き声高らかに羽音をバサつかせて騒々しい。

ヒヨドリは柑橘農家にとって害鳥の一種です。特に甘いものが大好きらしくて、寒くなる頃になると群体で畑に押し寄せてきては収穫前の果実を食い荒らします。

ここ数日で一気に数が増えてきたのは山のエサが少なくなったきたと同時に、他の園地の袋掛けが終わったことを意味しています。近くに人がいるのもお構いなしにヒステリックに泣き叫びながら飛び回っております。

北東農園は山から離れた平地にあって、昨今問題になっているシカやサルやイノシシといった獣害の被害が出ていない恵まれた環境にあるのは幸いですが、空を飛んでやって来る鳥にだけは無防備です。

 

ヒヨドリ被害

 

放っておくと全滅することになるので袋を被せて防御します。不知火などのように一個単価の高いものから一つ一つ包んでいきます。

 

不知火袋掛け

 

袋掛けと言ってもウチの場合専用のものではなく、経費節約のため新聞紙で代用しております。

 

不知火袋掛け2

 

ただ、最近はバレてきたみたいで新聞紙ごと食いちぎってます。そろそろ通常の果実袋を使ったほうが良いのかもしれません。

みかんの収穫と袋掛けが同時進行という問題も出てきているので、防鳥ネットの設置なんかも考えていかないとなあ。

鳴き声に負けないくらいの大音量で「Don’t Stop Me Now」が畑に鳴り響いております

 


 

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