2017年5月5日(金)
ゴールデンな一週間は初夏を思わせる暑い日が続いております。
この気温のおかげで土の色と葉の緑色だけだったみかん畑に白い花の彩りが増え、一気に開花の時を迎えます。
年に一度この時期の短い間だけ楽しめる甘い香りに包まれていると、仕事をしていてもなんだか少し安らいだ気持ちになれるのです。
ただ、順調に育っているのはみかんだけではなく雑草も同じ。
こちらは色とりどりの花に見とれて
「きれいななぁ~
」とかノンキに言ってる場合ではないのですね。
手段いろいろ。
うちの畑には道路との境界にある法面(のりめん:切土や盛土により作られる人工的な斜面のこと。)から流れてくる草の種によって短期間に草原と化す一角があり、常に頭を悩ませます。
除草剤や刈払機を使って除草してもよいのだけれど、北東農園では基本的に手作業での清耕栽培を採用していて、「ねじり鎌」という道具を使って根っこごと引き抜いていきます。
昔からある「草を見ずして草を取り」方式です。花を咲かせた時点で破綻しておりますが、めげずにやります。
スッキリしました。
でもこの土の中には無数の草の種が落ちているはずなので、またすぐに草原化が始まります。労力と時間が掛る割には報われない手法です。
べつに除草剤の安全性に不安を持っているわけでもないし、清耕栽培(草を生やさない)による優位性があるわけでもないのに、終わったあとの達成感とスッキリ感が止められない理由です。
この「草を見ずして草を取り」方式は、別名「橋を使わずに川を渡る」方式とも言います。。笑