干ばつと苗木。

2018-08-01


変な動きを見せた台風12号は、熊野地方をかすめるように通っていった割に、雨風共にほとんど荒れることもなく、拍子抜けしながらもまあ良かった良かったと胸をなでおろし、このぶんだと畑の見回りも必要なかろうと思いながらのんびりテレビを点けて初めて近くでも被害が出ていたことを知るのでした。

前回に引き続きダメージなくやり過ごせたのはまたもやたまたまです。

そんななか。

干ばつといえるほどの日照りが長く続いた後に必要以上の雨が降っても枯れた苗木は生き返らない。

肥料袋に植えてある苗木を20本ほど枯らしてしまった。適時水やりはしていたつもりだったのだけれど、梅雨明けからの3週間は過酷過ぎたみたい。

2018-7-301号

この苗木は古くなった品種から植え替えをする予定で購入した極早生みかんなんだけど、途中で改植計画の変更(極早生品種が多過ぎることに気づく)があって、鉢代わりにした肥料袋に植えられたまま行き場をなくしてかれこれ6.7年この状態です。

生産性のないまま剪定や施肥といった最小限の手入れだけ続けている状態で、やがて肥料袋はボロボロになり土も古くなっていく。高温や乾燥のストレスを受け続けているので健康状態も悪く、今更定植したところでちゃんと育つかどうかも分からないので誰かにもらって頂くことも出来ずにほとんど生殺し。

本来収まるはずだった場所には早生品種が植えられ、ちゃんとした置き場所もないままその横で並べているのだけれど、やがてその早生みかんの生産が始まるとジャマになるから申し訳ないと言いつつ他の場所に移動。

まるで根無し草。

生き物ゆえに要らないからと捨ててしまうのは忍びなく、かといって最小限の手入れしかしてもらえず年々少しづつ枯れていくのを見ているのもまた忍びない。申し訳なく思っているのは苗木ではなく私の方。

多分最後の1本が枯れるまでこのまま無用な手入れを続けていくのだろうなと思いながら、生産性とか責任について考えてしまうのでした。