8月の終わりに。

8がつの終わりに。

2022-08-30

夕暮れ時は少し秋の気配も感じますが、昼間はまだまだ残暑厳しく、少しづつ疲れが溜まってきているように感じます。

昼寝しても休憩中に木陰で居眠りとかしても、夜になると眠くって仕方がない。

まあ、やることがないから眠くなるんだとは思うけど。

以前はやることがなくてもお酒さえ呑んでいれば楽しく時間を過ごせていたのが、ここ最近はすぐに呑み飽きるし途中カップ麺食べて気分を変える気にもならないしで、寄る年波に敗北感のようなものを感じながら床に就く次第でございます。

その代わり朝は5時前にぱっちりと目が覚めます。

もはやお年寄りの生活サイクルです。

あ、あと先日から「おにやんま君」が作業に参加してくれてます。

突然話が変わりましたのはきっと寝落ちしてたのだと思います。

アブや蚊がオニヤンマの姿におののいて近寄ってこないという虫除けグッズです。

なんのことはないトンボのフィギアです。実際使ってみるまでは黒黄色のシマシマが怖いんだったら遮断器でもエエやん、殺人現場に貼られるデンジャーテープでもエエやん、タイガースのユニフォームでもエエやんな!こんなおもちゃで効果あるなら世話ないわって思ってたのですが、効果絶大でした笑

これ付けて以来、蚊には一度も刺されておりません。

畑に7万個くらいぶら下げておけば、防除の回数が減らせるかもしれない。

蚊は寄って来ないけど、ちょっと怒ったような顔をしたヤンマは寄ってきます(^^)

摘果中。

着果が多い樹はそのままにしておくと実が大きくならなかったり樹が枯れてしまったりするので、間引いて適正な着果量に調整していく作業です。

一般では葉果比25対1(葉っぱ20-25枚にみかん一個)が適正量なんて言われていて、摘果が上手くいくとMサイズくらいのちょうど良いみかんに仕上がるらしいです。

ただ、いちいち葉っぱの数なんて数えてられないので、葉っぱがこれくらいの密度だと何個くらい落とせば25対1くらいになって、それが結果どれくらいの良品率に繋がるかということを経験を重ねて身に付けていくしかなくて、慣れるまでは難しさを感じる作業となっています。

ウチの場合は隔年で生産をしているのと、ちょうど良いみかんの基準が少し違うため、この法則が使えないのですね。ひとりなので法則なんて必要なくて勘でやります。

とは言っても、磨き抜かれた鋭い感覚を駆使した度な摘果をしているわけではなく、

枯れそうな樹はこれ以上悪化しないようにひたすらむしり取り、

割れた実をちぎり落としたり、

夏の日焼けで変色して固くなったやつもちぎるなどして、

非常に見た目分かりやすい作業となっています。
ちぎり落としたみかんはジャマにならないように畑の隅に運んでおきます。

そんな感じで収穫の早い極早生みかんから仕上げていきます。少しづつ果皮の色も薄くなってきて、いよいよ一年の集大成です。あとはお天気次第なんだけど・・・

これからの天気予報には傘マークがずらりと並んでいます。涼しくなると同時に秋の長雨が始まったようです。

極早生みかんにとっては味が仕上がる大事な時間なので、できれば太陽の光を浴びせたいのだけれど、この傘マークの行列にはテンションを下げられてしまうなぁ。

最近は毎年この長雨に悩まされているわけですが、雨雲見上げて気持ちが沈んでてもラチが明かないし、長くて雨の少ない夏を乗り越えてきたのだから多分大丈夫でしょう!と、気分を上げつつ、合羽でも新調して頑張りましょうかね。