2021-03-07
あれよあれよという間に3月に入ってしまいました。
日によって寒暖の差が大きかったり、やたらと雨が降ったりして、今年もなんだか天候に悩まされそうな予感しかしない2021年となっておりますが、収獲を待っている春柑橘はいったいどうなっているのかというわけで、
現在の状況。
現在樹の上で収獲を待っているのは「不知火」「ブラッドオレンジ」「はるか」「レモネード」と、その他試験栽培中もしくは試験栽培でレギュラーメンバーから外された品種が4種類ほどです。
あとそれと2月に収穫された「はるみ」が倉庫で熟成中です。
不知火(不知火)
鳥害防止にサンテと呼ばれるストッキングのようなもの(もしくは新聞紙)を被せて樹上熟成中です。
時々「もうお店に並んでるけど、お前んとこのははまだか?」というお問い合わせをいただきますが、「まだです、まだ酸っぱいので採れないのです。もう少々お待ち下さいませ。」とお答えしております。
ちなみに昨年は4月に入ってからの収獲でした。
サンテを外すとこんな感じです。色的にはすっかり仕上がっております。
ブラッドオレンジ(モロ)
こちらもサンテに包まれてます。大きな不知火用と違って小さいのは黒色なのかな?(よく分かりません)。
色目はバッチリです!が、、
しかしよく落ちる。。。
もともと栽培面積が小さい上に着果量が少なく、その上自然落果がやたらと多いっていうなかなかの問題児ではありますが、お客さんからのご要望が多くて自分が好きな味とくれば、なんとしてでも採算ベースに乗せていきたいと思っている品種です。
酸味も落ち着いてきたのでそろそろ収獲を始めます。
はるか
こちらも見た感じは仕上がってますが、食味はまだまだです。あと1ヶ月くらいこのまま樹に成らせたまま甘味を上げていきます。
鳥害の少ない品種なのでサンテは被せていません。果皮が硬いせいなのかレモン色が酸っぱそうだからなのかは、鳥に聞いてみないとちょっと分かりません。
レモネード
こちらもサンテ無しで熟成中。ということは、たぶん鳥は果皮色で判断しているような気がします。
まだ少し青みが残っていて食べても全然美味しくない(笑)。そもそも甘味の強くない品種なので酸味とのバランスは特に大事です。
これもあと1ヶ月くらいはかかりそう。
「ブラッドオレンジ(モロ)」の収穫を始めます。
ということで、天気が落ち着いたらブラッドオレンジの収獲を始めます。
その後果皮の水分を少し減らすため一週間ほど保管してから販売させていただきます。
全体の収穫量や内容の詳細は近日中に紹介いたしますので、ぜひご確認下さいませ。