猛暑の中で。

猛暑の中で。

2021-07-29


夏らしい暑い日が続いております。
こんな中で走る選手が不憫でならない気もしますが、それでもメダルは誰かの手にもたらされるわけで、記録や結果はどうであれ全力の選手たちに心打たれまくっております。

畑の中はとりあえず暑いっちゃあ暑いんだけど、海が近いし丘の中腹という立地のおかげで、太陽に熱せられる前の涼しい風が届きます。
しかも田んぼや野菜畑と違って木陰があるというのはなんともありがたく、樹の下に潜り込んで風に当たっていると汗が引いてくるので、体力の消耗は少なくて済んでいるような気がします。

暑さへの対策

これからまだまだ続く夏を乗り切るために、いろいろな工夫もしております。

いちばん大切な水分はちょっとだけ冷やしたお茶。スポーツドリンクとかのほうが良いとは思うんだけど、味が飽きてくるのでちょっと苦手。枯渇しないように大きめタンクで。

汗で失われた塩分とミネラルは昼食時の梅干しで補います。4Lサイズの特大白干し梅。2割塩はさすがに塩っぱ過ぎるので一晩水に浸けて塩抜きしたものを一個頰張ります。これで熱中症状も出ていないし汗が塩っ辛い(舐めるなよ!)から効果は出ていると思います。もちろん他のおかずもちゃんと食べます。

今や夏の必須アイテムとなった空調服!スイッチを入れるとムッシュ・ビバンダムみたいになるけど、ファンの回る音が耳障りだけど、洗濯する時にいちいち分解するの面倒だけど、とにかく疲れの軽減度合いが半端なしです。ただ、「働いたぜ!疲れたぜ!汗いっぱいかいたからビールが美味いぜ!!!」気分も味わいたいので、午前だけの使用にとどめております。

歳とともに瞳孔が開いてくるのでしょうか、昨年くらいから目の痛みを強く感じるようになって、特に太陽光を反射するマルチシートの上では耐え難くなってきていたのですね。
目を細めるせいでただでさえ小さい目がもはや開いているのか閉じているのか分からないくらい小さくなるし、目尻のシワが一層増えてきたので試しに安っすいやつをかけてみたら世界が変わりました。見る目が変わりました。サングラスを掛けると葉っぱの色が分からなくなるのでダメだという思い込みで自分がサングラスのことを色眼鏡で見ていたのだなあ反省するくらい目が楽になりました。
たしかに葉っぱの色はちょっと変だけど、慣れればそこは人間、自然とバイアス補正がかかって色目の判断は付きそうです。

少しづつ小道具を増やしながら環境に順応する人の進化を実感しております。

次は冷たい飲み物やアイスや缶ビールなどが入る大きめのクーラーボックスというものに目をつけているのですが、これは逆に堕落と退廃を招きかねないので、手を出すのは止めておいた方が良いような気はします。

あと絶対欠かせないのが昼食後のお昼寝タイム。ちゃんとシャワーを浴びて部屋着に着替えて布団に入って寝ます。シエスタと呼ぶにはあまりに本格的な就寝状態ですが、約20分間の高密度の休憩で午前の疲れを一度リセットすることで、午後の部も集中を切らすことなく全力で取り組めます。

農家といえば夜明けとともに畑に出て夕暮れまでひたすら働くというイメージがあるかと思いますが、北東農園では出荷時期と防除作業時を除いて9:00~18:30(休憩1時間半)の定時出退勤を原則としています。真昼の暑さを避けるために夏場は昼休憩を長く取りますが基本はあまり変えません。スタミナが無いので決められた時間内でスケジュールを組む方が効率良く働けるからです。

延長戦とイレギュラーに弱い体質です。

ルーティーン大事です。