「はるか」の収穫。

「はるか」の収穫。

2023-04-21

昼夜の寒暖さが大きくて、いまいち体調がスッキリしませんが皆様はいかがでしょうか。

さて、先日は「はるか」と「レモネード」の収穫を行いました。ひとりで採っても1日で終わってしまう程の収量ですが、これで今シーズンが終了(収量と終了を掛けてみましたよ)ということで、安堵と寂しさが入り混じっていつもよりお酒が進んでしまいました。これが体調がスッキリしない理由かもしれません。

少ないながらも近日販売を予定しておりますが、「はるか」も「レモネード」もあまりメジャーな品種ではないので、食べたこと無い方も多いかと思いますので、まずは品種の説明から。

春風香る

見た目はレモンのような色をしていてゴツゴツと固く、果皮が剥き難くてじょうのう(中袋)も厚い、その上種まで入っているとなれば食べる気が起きないのも当然。

なぜそのようなものを作って売ろうとしているのかと言えば、美味しいからです。

レモン色の酸っぱいイメージとは逆で酸味がまったくありません。果汁に含まれるショ糖の割合が高いため、優しい甘さでハチミツのような風味を持っています。
「日向夏」の系統なのでこちらを食べたことがある方はイメージが湧きやすいと思います。
爽やかな甘さと香りがまるで春風のようなということから「はるか」と名付けられました。

また「はるか」はサラダ柑橘とも呼ばれていて、野菜に和えると爽やかな味になります。ゴツゴツの果皮も苦味が少ないため、まるごとコンポートにしたりマーマレードなどにもお使いいただけます。

剥き方は?

果皮が固いので手で剥くのは難しいかと思います。ナイフを使ってくし切りにすると剥きやすくなります。ちなみにじょうのう(中袋)は厚いですが、苦味がなくパリパリとした食感なのでそのまま召し上がっても良いかと思います。

絵面がきたないw
ちなみにワタシ的食べ方は、お尻に切込みを入れてから無理やり剥ぎ取り、そのまま丸かじりです。

今年の出来栄えは

  • 元々植栽本数が少なくさらに今年は着果量が少なかったので少量です。
  • 着果数が少ないため少し大玉の傾向です。
  • 味は安定です。
  • 毎年問題となっている果皮のキズは今年は少し少なめです。

ということで食味レベルは

食味レベル:3(昨年と同等)

食味レベルについて
当農園では糖度測定器を備えていないため、糖度などの数値は明記していませんが、お買上げの目安としてその年の平均食味レベルを5段階で表しています。 レベル3を販売基準とし、それ以上に関しては区別しません。また、レベル2以下のものは販売いたしません。
※ あくまで当農園内での食味基準です。他農園や他品種との比較ではありません。

同時に収穫した「レモネード」については時間切れとなりましたので、次回ご紹介させていただきます。w