カルシウム剤

2014.3.14


台風のような雨風の昨日、もうそれでも冬の寒さは感じられず、なんだか中春の雨の日の様なまとわりつく湿気だなあ。と思っていたら加湿器のスイッチが入っていました。

約2ヶ月以上も続く剪定作業の間に、他の作業も遅れることなくこなしていきます。 温かくなるといろんな作業が重なってくるので、段取りに神経を使います。

まずはカルシウム。

人間と同じように植物もミネラルが必要で、人工的につくられた畑では自然循環しない分、人の手で補給していきます。

2014.3.9カキ殻

白い粉末状になっていますが、牡蠣の殻です。海のミネラル分が入っています。地元三重県鳥羽産です。

弱いアルカリ性なので、ほとんどの畑で問題になっている酸性土壌のPH矯正にはあまり役に立たない資材ですが、北東農園の畑は中性に近いので、このカキ殻でも半分くらいに施用量を少なくしています。

10aあたり2袋、40kgほどなので、畑に撒くとこんな感じで

2014.3.9カキ殻2

ニエルにまぶす小麦粉ほどにもかかっていません。

そういえば全体で20袋ほど注文したのですが、届いた中に見慣れないデザインの袋がいくつか。

「ごめん、数が足りなくて違うところで手配した。でも同じカキ殻なので問題ないよ。」 とのこと。

同じものなら構わないよ。と言って、成分表を見たら 「広島産」と書いてありました。

うちの畑で、三重産と広島産の牡蠣食べ比べ「グルメ夢の共演!」じゃないですか 笑

殻の話ですけど。

このカルシウム成分が土の中で根に吸収されたり、欠片が土の中に住む微生物の住処になって、繁殖の助けになったりします。