苗木の定植

2017-03-19 -2

注文していた早生みかんの苗木が届きました。

「田口」という品種で、早生系統の中では比較的熟期が早く、北東農園得意の樹上完熟にしても、11月下旬には収穫できる早生の早生みかんです。

すでに70本ほどを5年くらい栽培していて、実績証明済みからの満を持しての追加投入です。

実際は少肥料、マルチによる強ストレスに加え、栽培本数が少ないがゆえ、休ませることなく連年結実させたせいで枯れそうになっている。ということです。

この品種を待ってくれているお客様に「今年は休みます」とも言えず、代替品種もないので大慌ての増殖です。

2014.3.14

まず、植え穴を掘ります。列間2m、株間1mで深さ70cmくらいを本数分用意しておきます。間隔が狭いためスコップを使っての手掘りです。

2014.3.19

植え穴の底を、沈み込まないように踏み固めてから「防根シート」を切って底に敷きます。
通常は地面に敷いて、雑草が生えないようにするためのものですが、これを苗木の下に置くことで根が真っ直ぐ下に入り込まないようにします。効果のほうは定かではなく、ただの気休めかも知れません。

2014.3.19-2

掘り出していた土をシートの上にかぶせて苗木の置く場所を盛り上げておきます。

2014.3.19-3

届いた苗木は、根が乾かないようにたっぷりの水に浸けておきます。
苗木屋で昨年作った「1年生」といわれるものです。
これを鉢などで、もう一年大きく育ててから定植するほうが確実に育つのですが、今回は時間がありません。いきなり植え付けです。

2014.3.19-4

細かい根がたくさん付いているほど初期成育が良いです。これを丁寧にほぐしてから、高さと間隔に注意しながら位置を決めます。
これが合ってないとマルチシートがちゃんと敷けなかったり、水が溜まったりして、後々苦労することになります。
やり直しが効かないので、特に慎重におこないます。

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前もって用意していた、土に腐食酸や溶リンを混ぜたものを半分ほど埋め戻します。
そこにバケツ1杯の水を流し込んで、土と苗木を落ち着かせます。
水を入れてからカメラのシャッターを押すまでに、すでに水が浸み込んでしまうくらいスカスカした土です。

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肥料袋の底を切って筒状にしたものを、苗木を囲むように置いて、土を仕上がりの高さまで入れていきます。
この袋は水を溜めるためのもので、保湿力が弱い土質のうえに高畝にしている為、苗木の育成初期は特に水が必要です。

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袋の周りも埋め戻し、もう一度たっぷりの水を溜めます。
乾かないように水やりをしていると、中に入っている空気が抜けて土が沈み込んでくるので、土を被せて全体の形を整えれば植え付けが完了です。

 

2017年加筆:肥料袋を使った水やりを止め、散水機ビニールマルチによる保湿方法に変更しております。

約3年から4年ほどで収穫出来るようになります。
未収期間を短く、早く樹を大きくすることが一番大事なことなので、いろいろと試行錯誤しながらやっているのですが、なかなか上手くいっていないなあというのが実感です。

このブログを見た苗木育成の達人からのアドバイスをお待ちしております。