極早生みかんの注文受付が始まりました。

2014年10月13日(月)

台風の心配ばかりしてても仕方がないので、完熟期を迎えた極早生みかんの「大分早生」を少し収穫して、出荷前のサンプル品として市場に送って、評価をいただきます。

市場への出荷といっても、個人農家の、それも極めて少量の出荷なので、セリにはかけられず「相対」という取引でおこなわれます。
市場担当者が問屋さんや小売店舗と直接交渉をして値段を決める方法です。
本格出荷の前に試食をしてもらって、値段を決めてもらおうというわけです。

全国の(といってもほとんどが西日本ですが)産地から毎日ものすごい量のみかんが集まってくるなかで、零細個人農家が割り込ませてもらうとしたら、相応の付加価値が無いと難しいのです。

どこにでも売っている、たかがみかんの付加価値の種類なんてそんなにあるもんじゃなくて、「超巨大みかん」とか「青く光るみかん」とか「全然腐らないみかん」だとか、アイデアだけは浮かんでくるのですが、実際はどうやったら出来るのか分からないので、うちとしては現実的に「ひたすら味を磨く」くらいしかないわけです。

多くのみかん農家さんが目指す「他より少し美味しいみかん」というのでは足りません。
「みかんの値段なんて味ではなくて相場で決まるんだよ。」というのは聞こえていないフリをして、
「どこにもない味のみかん」でないと通用しないのだという意気込みで作っております。
「今まで食べたなかで一番美味しい」と思ってもらうことがお客様の満足に繋がると思っています。

で、どんな評価だったのかというと

担当:「いつもの菊みかんは?」

私 :「あ、8月の1ヶ月間雨ばっかり降って、ストレスが不足して菊みかんは全然ないですう。」

担当:「え~そうなの?なんだあ。」

私 :「やっぱり、菊みかんが良かったですかあ?」

担当:「そりゃそうだよ、見た目で他のと区別がつくじゃん。」

私 :「・・・そうですか・・・。」

担当:「ただね、他の産地の旨い物より糖度が2度くらいは高かったから、味は大丈夫だよ。」

私 :「・・・ありがとうございます。」

という訳でございました。

ちなみに「菊みかん」というのは、夏場の水が不足するとみかんの皮がデコボコになってしまう現象で、糖度が高くて美味しいといわれています。

正直、菊みかんだらけで、過去最高の出来だった昨年と比べると遜色は免れませんが、今年産はこれで精一杯かなという感じです。価格に関しても、結局は聞かないフリしていた相場に甘えてしまうことになってしまいました。

なんだか売り出す前からがっかりした感じになってしまいましたが、実際は2.3年前のレベルです。しかも収穫は19号台風の後、数日してからなので、味にとってはこれから勝負です!!

20日からの出荷になりますが、ご注文の受付を始めました。
今シーズンもよろしくお願いいたします。