2014年12月12日(金)
栽培面積があまりに小さくあっけなく終わってしまった「早生みかん」から2週間。やっと「中生みかん」が始まりました。
「早生やら中生やらってよう分からん!」と言われても当然なので、こちらの解説でしばしおさらいを
ということで12月に入ってからの中生みかんですが、これに関してはマルチ栽培ではなく、通常の露地栽培です。
なぜマルチ栽培ではなく露地栽培なのかというと、
- マルチシートを敷いた場合の必須条件である雨水の排水路確保が出来難い場所にある。
- シート展張と回収の時間が取れない。
- 極早生、早生よりも熟成期間が長く、一定の品質が安定的に栽培できる。
という理由なのですが、さすがに今年のような夏場に1ヵ月も雨に祟られる事態ともなると品質低下は免れず、お客様への直接販売は見合わせることにしました。
例年お買い上げいただいて、楽しみにしてくださっていたお客様には、早生みかんに続きご迷惑をおかけすることになってしまいましたが、なにとぞご了承くださいませ。
来年頑張ります!
とは言っても露地みかんの場合、天候の影響をモロに受けてしまうので、どうしてよいのか分からなかったりしますけど。
それにこの時期になってくると鳥害が激しく、廃棄ロスが多く出ます。
おもにヒヨドリとメジロの2種類です。美味しいのは中身全部がなくなり、美味しくないと一突きで次の実に渡って行きます。
少しの突きキズでも廃棄処分なので結構な損害です。
人が居ることなどお構いなく高速で目の前をかすめ飛んでいくので、突き刺される心配をしつつ、けたたましい鳴き声のなか鳥と収穫競争です。
そんなことも踏まえながらですが、やはりお客様からの注文をお断りするようなことがないように、早急な改善対策の必要性を強く感じるのです。
将来的には10月から12月下旬まで途切れることなく、さらに一定品質を保った商品提供を目指していきたいと思っています。