2015年3月16日(月)
あいも変わらず酸味を残したまま、樹の上でぶら下がっている「不知火」です。今シーズン(昨年)は夏場に雨が多かったので、酸の抜けは良いだろうなあと思っていたのですが然にあらず、例年並みになりそうです。
柑橘全般に言えることですが、そのなかでも特にこの「不知火」の場合、酸味が食味に大きく作用してしまって、少し酸っぱいと感じるだけで、あまり美味しくないなあという風に思えてしまいます。
特に酸味の強かった昨シーズンは3月下旬の収穫でしたので、それよりは少し早目に採れそうですが、お待ちいただいているお客様にはもう少しお待ちいただけますようにお願いいたします。
自分で試食して「よし!」のタイミングで収穫を開始するわけですが、なかなか見極めが難しく、
「よし!」
と思っても、心の中のリトル北東が
「本当によし!?」
と言ってきたりして、迷いながらどんどん試食を重ねているうちに味覚がマヒして余計に判断できなくなったりと、毎年この時期は自分の優柔不断と向き合う季節でもあります。
とりあえず確定申告(今年もギリギリ)が終わったので、新たな気持ちで試食にいってきます。