2015年4月24日(金)
前回の3週間前に遡っての4月2日のエントリーに引き続き、一週間後の現在より2週間前の4月11日に遡ります。
ただ字数を埋めてるだけの意味の無い文章で始めてみました。
4月11日:そうか病防除
4月中旬、気温が上がり新芽が出だす頃になると、本格的な防除の季節です。
防除は農家にとって、せっかく作った生産物の正品率を落とさないために行う作業の一つですが、最小で最大の効果を上げることがとても重要です。
防除が足りない、もしくはタイミングを間違えれば被害果が出来てしまい、それは市場から欠陥品とみなされるので、ただでさえ高くもない利益率を一層落とすことになります。
かといって必要上に行うことは何の意味もなく、無駄な労力と経費を費やすことになるので慎重かつ丁寧にです。
今回の防除は菌による「そうか病」を抑えるための殺菌剤散布です。
害虫の場合は発生して目に見えてからの防除ですが、菌による病気の場合は予防が基本となり、目に見えないもの対象なので手さぐり感覚です。
この予防的防除の場合、長年被害に遭っていなかったりすると「本当に効いてるのかなあ、ひょっとしてやらなくてもいいんじゃないの?」という気になることがあって、実際昨年この防除をおこなわずに様子を見てみたところ・・・
見事なまでに被害果多発。
効いてました。必要でした。
という結論に至ったことで、今年はしっかり行いました。尿素とアミノ酸の元気づけ剤も加用です。
ただ、今回の防除が必要のない温州みかんの遊休区や耐菌性のある品種には、葉面散布のみといった使い分けをしたので、やっぱり前回の施肥作業と同じく、あれはこれ、これはあれというややこしい防除体系となっております。
このあたりをダラダラと書き連ねていると、おびただしい回数の農薬散布をしているように見えてしまうので、分かりやすいように図表などにして開示していかないといけないなあ。