2015年9月30日(水)
「たばらしてえ~~!!」
先日28日は、年に一度子供たちが各家々を廻り、月見のお供え物をもらっていく(たばると言います)ハロウィンのような行事の日。
今年は中秋の名月にスーパームーンが重なり(1日ズレでしたが)、いつもより少し大きなウサギが夜の町を駆け回る子供たちを見守っていました。
さて、みかんの着色が遅れていることに気を揉んでいるうちに9月も終わりを迎えてしまいました。
いつもなら「そろそろ半袖半ズボンが厳しくなってきたなあ」と「そろそろ収穫の時期がやってキター!」がほぼ同時期なのですが、今年は「すでに長ズボンなのに収穫時期がまだ見えてこないー!」のです。
今どきズボンっていう言い方もどうなの?とか思っているなか、とあるバイヤーさんがやって来ました。
「北東農園のみかんを売ってあげよう」という計画を立てて下さっていて、とりあえずは収穫前に園地の視察と試食をということです。
今年の出来具合や着色が少し遅れていること、北東農園のみかんへの取り組み姿勢などを出来るだけ詳しく、話を大げさに盛らないように気を付けつつ、説明しながら園地を案内させていただきました。
一番重要な試食に関しては、さりげなくいちばん色づきが良くて、いちばん美味しそうなものを選んで手渡します。
これを「盛っている」行為とみなす向きもありやなしやと、自分で思いながらも
「うん大丈夫!これなら充分!!」という試食の感想を戴くことができ、これからは販売計画の内容を煮詰めていくことになります。
「ハウスみかんレベルや」という評価が、なんだかちょっと微妙ではありますが、今回食べてもらった食味が出荷基準となります。いちばん美味しいやつということで、ハードルを自ら上げてしまった感もありますが、着色が遅れているものについても、後完全着色で完熟になれば同等の食味になってくると思います。
これから昼夜の気温差が大きくなってくると一気に色づきが加速してきます。
直接お客様にお届けできるのももう少しです。