シート掛けの作業。

2018-07-01

2018-07-02


もうすぐ梅雨明けとの情報があるなか、降ったり止んだりを繰り返している三重県熊野地方です。

少し荒れているような波の音、開けっ放しの窓から流れ込んでくる霧、それにサッカーW杯のおかげで続く寝不足とアルコール過剰摂取時々カップ麺によって、なんだかずっと頭がボヤ~っとした状態です。

いつもどおりといえばいつもどおりですが、最近の作業といえば温州みかんへのマルチシートを展張する作業が、雨の合間を縫うようにしてここ2週間ほど続いております。

マルチシートについてはこちらで。 icon-external-link

みかんの糖度を上げるための重要な作業のひとつなんだけど、今年は昨年より2週間ほど開始時期を遅らせてみました。

通常、極早生みかんでは梅雨明け後にシート掛けを始めますが、北東農園ではかなり早めの梅雨中の6月中旬に行います。

通常時期のシート掛けでは樹や枝によって十分なストレスがかからず、どうしても味にばらつきが出るため、これを早期に行うことで長期間に渡って水分ストレスを与えていき、みかんの品質を底上げする狙いです。

それと炎天下での作業は重労働のうえシートからの反射熱により更に過酷となるため、それを避けたいという思いも重なり、年々シートがけの時期が早まっていったわけですが。

マルチシート

水分ストレスがみかんを甘くするという仕組みについては、シートで雨水を遮断することで

「私このままじゃかれちゃうわ!早く子供を育てて鳥さんたちに種を運んでもらわなきゃ。」

っていう心理状態にさせることが目的なんだけれど、もちろんみかんが喋るはずはなくそもそも種が入っていないから詳しい気持ちは分からない。

そんななか、どんどんシート掛けの時期を早めていったせいで最近はストレス過多による体力低下からの栄養失調状態に陥り、「ちょっともう勘弁しておくれよぉ。」っていうアピールが。

これからは少し手綱を緩めつつも品質を安定させる方策を探っていくわけですが、喋らんみかんと言うこと聞かない天気を前にして、みかんの気持ちを知るには苦手な生物化学をもっとちゃんと勉強しないとなあと思う次第です。