2019-08-25
8月も残すところあと1週間。まだまだ暑い日が続いていますが、そんな中にも秋の気配を時折感じます。
強い陽射しと時折降る雨と夜明け前の涼しさ。いろんなものが混ざり合いながらみかんを育ててくれています。
果実が大きくなるにつれ、葉っぱと果実の緑色が少しずつ薄くなってきました。昼間の陽射しを避けるように葉はぐったりとうつむきながらも翌朝は少し元気を取り戻しています。晴れた日が続くとみかんは萎びて小さくなったように感じますが、雨が降ると皮がはちきれんばかりに固く張ります。
こうして萎びと成長を繰り返しながらみかんの味が作られていきます。
収穫まではまだ1ヶ月以上あるのでまだ味の予測はつきませんが、途中経過としては「昨年より少し下だけど例年並み」といった感じです。
昨年は梅雨に雨が少なく初期糖度は高かったのですが、8月は雨が多く中盤以降に足踏みが続いた期間があったので、現時点での差はあまり気にしません。
まあ調査自体が適当に数個測ってみて「1週間で1度上がってる~♡」って喜ぶための調査ですからあまり信憑性もないのですけどね。
これから仕上がり期を迎えるにつれて少しづつ期待と緊張が高まってきます。人の手で出来ることといえば枝を吊り上げて風通しを良くしてあげたり、余分な実をちぎるくらいです。
残暑のなか摘果したみかんを頬張りながら空を見上げております。