2019-12-19
少し前の話だけれどスーパーで「フルーツ大福」というのを売っていたのね。棚に並んでいるのじゃなくて外から業者がやって来て店頭で売るやつ。人だかりが出来ておりました。
イチゴとミカンとブドウの3種類の詰め合わせです。お客さんがひっきりなしに買っていってます。ひっきりなしというのは大袈裟だけれど、田舎の店頭販売にしてはそこそこ売れているといった様子です。
みかん屋としてみかん大福を食べたことないのもなんだかなあと思っていたので、この機会に食べておこうってなったの。
で、買って家に帰って食べてみたらイチゴ色、ミカン色、ブドウ色をした練餡が入った普通の大福だったの。
なにこれ?って思ったの。
フルーツは・・・?
引っかかったの?
6個入り680円という値段になんの疑いも持たなかった私も私ですが、後から考えてもさすがにあの売り方はないわ。果物が入っていると思ったのは自分だけやない。と思う。
横で小さな子供さんを連れたじいさんも同じものを買っていたけど、自分と同じ気持ちにとか考えるとなんだかねぇ。
で、翌日も同じスーパーに行ったらまだやってましたね。ワゴンの前に貼ってあるポスターの写真の半分に切った大福をよーく見たら、みかんとかイチゴの断面にある白い筋まで上手に再現した練餡でしたわ。
どうせ文句を言ったところで「みかんが入っているとは書いてない。」とか言われるのがオチだろうし、今日は誰も買っている様子がなかったので、「消えてなくなれ。」という独り言で気を済ますことにしたです。
全体的に語尾おかしいけど気にしないでね。
でも食べたかったものが食べられなかったという気持ちは残ってしまったので、
みかん大福を作ってみた。
自分で作ることにしました。
料理が得意ではないし和菓子など作ったことはもちろん無いのでGoogleで検索しましたよ。
【材料】
白玉粉:100g
グラニュー糖:100g
水:180cc
みかん:8個
白あん:240g
餅とり粉:適量
あ、この話のオチはもちろん「やっぱり餅は餅屋やなあ。」ですので、初めにお断りをさせていただいておきます。
まずは肝心のみかんは残り物の「ゆら早生」の3Sサイズを使います。ピンポン玉より小さいので一口サイズのカワイイ大福が出来るはずです。
美味しく作るには白い筋も取る必要があるらしいので、まずはヘタを引きちぎって突破口を作り、少しづつ皮を剥いでいきます。お尻からの方が剥きやすいけれどヘタから剥くと白い筋が取れやすいです。
「ゆら早生」はじょうのう(中袋)が薄いので丁寧に剥いていきます。
「白い筋はピンセットなどを使って全て取り除いて下さい。」とか書いてありましたが、ピンセットが無いし根気もありません。
こんなもんでいいんじゃないでしょうか。
次はあんこのご用意。レシピには白あんと書いてあったけど、売っていなかったので袋に入った市販のこしあんを使用します。みかんと比べてあんこが多いような気もしますね。
「あんこを何gに切り分けて」とか書いてありましたが量るの面倒だしあんこ残しても仕方ないので適当。スマホで確認しながら作っていますので画面がベタベタです。
おぉ、ぴったり使い切れました♫
次は求肥作り。求肥大好き♫余ったらこれだけを丸めて食べよっと。
白玉粉と水と砂糖を混ぜ混ぜしてからラップをかけてレンジに。レシピ通り一度に加熱しすぎないように3回に分けてそのつど混ぜ混ぜ。
混ぜ混ぜとは書いてないけど。
「包むのに自信がない人は水を少し多めに入れて柔らかくして下さい。」だって。
初めてなので自信なんてある訳ないから当然水を足しました。
足し過ぎたかもしれません。
「一個あたり何gに切り分けて。」
はい、もちろん適当にちぎって包んでいきます。
やっぱり水を足し過ぎたみたいでダルダルです。 丸まりません。
みかんは小さいはずなのに拳くらいの大きさになってきました。
八ちゃん堂のたこ焼きみたいな形ですが完成しました。ついでにあんこなしバージョンも作ってみました。
とりあえず不味くなる要素のものは何一つ入っていないので味は大丈夫なはず。早速食べてみましょう。
・・・重たい・・・
そして甘い・・・甘すぎる。
使った市販のあんこが甘いうえに求肥に砂糖を入れ過ぎたみたいです。みかんの味がまったくしません。みかんの甘さが際立つ大福を予想してたのでがっかりです。持つとタダレてくるし。あんこ入れないバージョンの方がまだマシでした。 でも腹持ちはとても良かったです。
結果としてお菓子作りは計量が大事ということですね。
再挑戦は多分しないと思う。
やっぱり餅は餅屋やなあ。
という話です。年末の忙しい時にすみません。m(_ _)m