2021-08-22
実に10日降り続いた雨もようやく収まったようで、まるで梅雨が明けたような開放感の朝です。
各地で被害をもたらした長いたくさんの雨でしたが、こちら熊野地方では8月現時点での降水量が500mm程度と、平年よりはかなり多かったとはいえ幸い被害を受けることなくやり過ごせたようです。
ただその間、みかんの肥大が一気に進み、糖度は下がり、雑草がすくすく育ち、カビ菌が繁殖し、作業服が乾かない。というような状況となっています。
みかんの肥大については元々摘果(果実を間引いて数を減らし肥大を促進する作業です)をしないため、対応策はこれといってなし。極小3Sサイズは今年も少なめかもしれません。
糖度については梅雨明けから8月上旬までの日照りで強めの水分ストレスが掛かっていたおかげで、下がったとはいえまだ貯金は十分といったところ。たくさんの水を吸ったせいで糖分が薄まっている状態なので、これからお天気がしばらく続けば再び上昇するはずです。
雑草は・・ははは、もう知らん(T_T)・・・ とか言ってるわけにもいかないので、ちまちま抜きつつ、草刈機も使いつつ、場所によっては除草剤での対応もしていきます。
これだけ雨が続くとカビ菌が至るところに繁殖するのは家の中でも畑でも同じ。前回の殺菌剤散布から1ヶ月が経っているのですでに効力は切れているはず。目には見えないけど様々な菌に包まれていると想像されます。
カビ菌による病害に弱い「尾崎中生みかん」と「はるか」を除いては薬剤防除は行わず、菌が付きやすい枯れ枝の切除と、風通しを良くするための枝吊りで対応します。汚い仕上がりになったらゴメンしてねと言いつつも、たぶん大丈夫だろうと思います。
生乾きの作業着はガマンで対応。
週間天気予報によるとこれからしばらくは晴れマークが付いているので、お天道さんの活躍に期待しつつ極早生みかんの仕上げに入っていきます。
仕上げと言っても、枯れ枝を切りながら枝吊りをするだけなんですけども。