正しく伝える。

情報と信用

2021-08-15


昨年に引き続き静かなお盆になるのかと思いきや、近くの観光スポットはなかなかの人出だそうです。
こちらでも感染者がぼちぼち増えてきたみたいで、困ったなあというのとそりゃそうなるよなあっていうのが両方合わさって複雑な心境ですが、もうしばらく辛抱続ければなんとかなっていくのだろうなとも思います。

我が家のワクチン接種状況といえば、数日後に私の2回目を残すのみとなっていて、とりあえずひとまずひとまずといった感じになっております。

そんな中、SNSやテレビなどでは色んな情報が目や耳に流れてくるわけですが、その中には誤情報やらデマみたいなものが混じっているわけで。。ワクチンを打つと不妊になるとか遺伝子操作されるとか高速でネットに繋がるとか、正誤尽き難いものから笑えるものまで。
ただ今のところ事実と反する情報はあまり信用されることなく、接種人数は着実に増えているように見えます。

怪しい情報に対しては、専門家や行政などが科学的な検証を行い(ファクトチェックというらしいです)、素早く対応することで、誤りの打ち消しに成功しているといえます。

今回のコロナウィルスやワクチンについては、国民全てというか世界中の人に直接関わる事案なので、みんなが集中して関心を寄せているおかげでウソ情報の入る隙がないのかなとも思います。
最終的には個人の判断を尊重ということなんだろうけど、その判断は正しい情報に基づかないといけないのだ思うのです。

オーガニックとか無農薬とか。

一方、農業や食に関わるところでは不正確な情報が垂れ流しになっている状況というのがありまして。。

「このみかんは無農薬ですか?」と聞かれたり、テレビで「わー、オーガニックだー!美味しそー!!」とはしゃぐタレントさんの姿を見るにつけ、今では「農薬=危険」「有機(オーガニック)=安心」といったイメージがすっかり世の中に定着しているのだなあという実感はあるよね。

農薬は危険とかオーガニックは美味しいとか除草剤でガンになるとか、いったいいつの時代の話だよ!!っていう話が実しやかに流れているのを見ると、なんだか不甲斐のない話だなあと思ってしまうのですが、でもまあ今までちゃんとした検証や正しい情報を伝えることを怠ってきたツケが出ているのだろうなとも思う。

「自分は都会育ちで農家の知り合いがいません。だから分からないのです。」

SNSで見かけたこの言葉が頭から離れないのだ。

大きな声で訴えかける必要はないと思うけど伝えることはちゃんとやっていかないとね。

長い時間かけて染み込んだものは、長い時間をかけてこそぎ落としていくしかないのだ。

食べ物もすべての人に関わる重要なことなのだ。

農薬のことやオーガニックなど栽培方法についての北東的解釈はこちらでご覧いただけます。(数年前に公開していますが、改めて書き直しています。)

「農薬ってなに?」➝

「慣行とか有機ってなに?」➝