ブラッドオレンジ「モロ」販売開始のお知らせです。

ブラッドオレンジ「モロ」販売開始のお知らせです。

2026-03-22

ほんの少しですが久しぶりに雨が降りまして、土が柔らかくなったタイミングでタンポポとかの立ち草の引き抜きをしました。防水機能の失われた合羽のせいで風邪ひきそうになりました。

そして収穫の途中ではありますが、ブラッドオレンジの販売を開始したいと思います。

イタリア南部シチリア島原産の赤いオレンジです。
この赤い色はブドウなどに多く含まれるポリフェノールの一種、アントシアニンによるもので、果汁を絞ると赤ワインのような色になります。

ヨーロッパでは古くからある定番のオレンジですが、日本ではジュースでしか目にすることのない馴染みの薄い柑橘でした。
以前にも(と言っても数十年前)果実の輸入が行われていた時期もありましたが、毒々しい色と「血みかん」と直訳されたネーミングのおかげであまり売れなかったという経緯があります。
その後’80年代後半のイタ飯ブーム(懐かしいw)の時は、検疫問題により生果の輸入制限が掛かっていた不運があって、実力はあるのにメジャーになれないまま今日に至る柑橘です。

令和になってこの輸入制限が限定的に解かれると同時に、昨今の温暖化に対応する新たな柑橘品種として、日本国内でのブラッドオレンジの栽培が始まっています。
愛媛県が産地化を目指して取り組んでいる他、温暖な地域で栽培が広がっているようです。

以前は「きしょい!、怖い!!」と敬遠された「血みかん」も、時代が変わり「Blood Orange」「南ヨーロッパ」「ポリフェノール」「健康」のキーワードを散りばめながら、新たに売り出しを図っているところです。
北東農園でもこの流れに乗っているのでございますが、初めて現物を見た時にやはり慄いてしまいましたね。

日本で主に栽培されているブラッドオレンジには「モロ」と「タロッコ」の2種類があり、通常のオレンジに近い「タロッコ」が生食用として一般的です。
「モロ」は小玉ですが、果皮果肉ともに赤みが強くベリーを思わせるような酸味と芳醇な香りが特徴で、私本人がいたく気に入っている品種となっています。

「タロッコ」も甘くて美味しいのだけど、2品種同時管理は労力的にムリがあると判断して、やむなくスタメン落ちとしました。

2026年「モロ」の出来栄え。

暑さや干ばつに強い品種として日本に導入された「ブラッドオレンジ」ですが、ここ数年の40℃に迫る高温と長期に渡る渇水のせいでさすがに樹が弱ってきました。どうやら出身地の地中海地域の気温を上回っているようです。

疲労が積み重なって昨年はとうとう夏場に大量落葉をさせてしまい、葉面散布で養分供給を増やしたり収穫を遅らせたりしてなんとか販売基準にまで持っていったわけですが、今年は同じ轍を踏まないために夏場せっせと水やりを行なったおかげで、例年並みの品質に戻すことができたかなといった印象です。

全体的には幼樹が育ってきたこともあり着果数は多めですが、水不足と樹勢がまだ万全ではないため小ぶりの仕上がりとなりました。

食味に関しては甘み十分で「モロ」特有の酸味もしっかり残しています。昨年は少し弱めだった香りも出ていてこれぞブラッドオレンジという風味を感じられると思います。

発色は例年並みといったところです。外皮が赤くならなかったものや部分的に着色していないものもありますが、果肉の発色や食味に変わりはありませんので、そのまま箱詰めしています。

全体的な発色不良
日光による発色不良
  • 収穫量多め。
  • 小玉(2S~S)サイズが中心。
  • 甘み、酸味ともに十分。
  • 発色不良のものも入ります。

総合的には昨年のやや低調な仕上がりから例年並みに戻ったということで、今年の食味レベルは、昨年より1ランクアップの「レベル:4」としました。

食味レベルについて
当農園では糖度測定器を備えていないため、糖度などの数値は明記していませんが、お買上げの目安としてその年の平均食味レベルを5段階で表しています。 レベル3を販売基準とし、それ以上に関しては区別しません。また、レベル2以下のものは販売いたしません。
※ あくまで当農園内での食味基準です。他農園や他品種との比較ではありません。

濃厚な甘さと独特の酸味、そして芳醇な香り。私は行ったことないですが地中海の風を感じていただけるのではないかと思います。
このあとすぐに「不知火」も販売を開始しますので、こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

さらに詳しい商品説明やお買い求めはOnlineShopからどうぞ!

このあとは4月に「はるか」「レモネード」の販売も予定しています。

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