2017年6月1日(木)
もう少しすると梅雨がやってきます。グジグジと蒸し暑くて鬱陶しく作物の生育には必要な梅雨。
みかんにとっても必要な水なのだけれど、梅雨明けが長引くと味に影響が出るので(昨年がまさにそう)、できればたくさんの雨が降る前にマルチシートを敷いてしまいたい。
でもその前にやるべき作業があり過ぎてなかなか取り掛かれないというのが毎年の常。草取りや石拾いなどを順番に効率よく、ちょっとアセりながらこなしていきます。
あと大事なのが北東農園の生命線でありながら作りの雑な手作り潅水設備の点検。
夏場の渇水時、みかんに水を供給するため株元にパイプを張り巡らせているのですが、元栓をヒネる度にそこかしこで噴水が見られます。
いい加減既製品に取り替えないとなあ、と考えるのも毎年恒例。
抜けているパイプを引っ張りながら繋ぐと、隣のつなぎ目から新たに吹き上がる噴水。
次を繋ぐとその次が抜ける。
引っ張る抜ける。
コントのような順繰りの噴水ショーでもうびしょびしょです。
その状況を。
一連の騒動にケリを付けた格好でやっと最後のパイプを締め付けていると、どこからか視線を感じます。
水なのか汗なのか涙なのか分からないびしょびしょの顔を上げて見回すと
畑にタヌキくらいは普通に居るので、佇んだままこちらをボーっと見ているぶんには別段気にすることもないわけですが、その後も顔を上げるたびに
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なんだかイラッとします。