干ばつのあとの雨。

 

2018-08-16


今年は記録的な猛暑に加えて熊野地方では非常に雨の少ない夏となっています。「雨の少ない年はみかんが美味しい。」の言葉通り、現時点での糖度は過去15年くらい(?)で最高です。

いつも8月に入ると10日毎に糖度を測ってその伸び具合を確認しているのだけれど、その数値に一喜一憂するのが楽しみなのですね。

糖度というのは果汁の中に糖分が何%含まれているかを示すもので、みかんの美味しさを表す指標となっています。
もちろん甘さだけでなく酸味や旨味といったものが合わさってこそのみかんの味ではあるのだけれど、最も分かりやすく計測しやすいのが糖度なのです。糖度についてもう少し詳しく icon-external-link

温州みかんで一番収穫の早い極早生みかんでは、8月10日時点で8-10度という数値が出ていて、平年より1-2度高くなっています。

なんで雨が少ないとみかんが美味しくなるのかというと、水気が少ないと糖分割合が高くなるということと、ストレスが掛かるいわゆる飢餓状態に陥ったみかんの樹は果実を大きく育てるより早く成熟(甘く)させようとすることに力を入れるからと言われています。

その姿はこんな感じに。

2018-08-14日南1

葉は色褪せて力なくうつむき、水分蒸発を少しでも減らすために巻きはじめます。果実も小さくツヤがなくなって少し萎びています。これがいわゆるストレスが掛かった状態です。

枯れかけて不健康そうで可哀想に見えますが、この状態を維持していくのが現時点での管理内容となります。

これ以上萎れすぎないような適度の潅水しながら着果量の調整をしていきます。

このままいくととても美味しいみかんをお届け出来るはずなのですが、そうそう問屋さんは簡単に卸してくれないわけで、現段階でいくら糖度が高くても度が過ぎると枯れてしまうし雨が続くと水の泡です。

雨が降り出して今日で3日目。

水の泡にならないでと祈るばかりです。